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Radical Dads インタビュー

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C「最初はリンジーの彼氏と僕とでバンドをやっていたんだけど、僕がぬけて今度はロビーが入って、でもロビーと僕はまた別のバンドをやってて……みたいな感じでみんなどこかで重なったりかけもちしていたんだ。で、好きな音楽の話をワイワイしたりしているうちにこんバンドを始めることになったってわけ。2008年のことだよ」

L「モデスト・マウスだけじゃなく、ビルト・トゥ・スピル、ヨ・ラ・テンゴ……あの頃、僕らにとっての憧れのバンドはたくさんいたね」

C「でも、カヴァーとかはやらなかった」

R「そうだね。聴くのは好きなんだけど、昔からあまり人の曲をやろうとは思わなかったな。違和感があるっていうか」

ーー最初からオリジナル曲をやっていたのですか?

C「そう。自分たちの曲をやった方が楽しいし、その方が刺激も多かったんだ」

R「それに、カヴァーをやるっていっても、どれをやる?って感じだった。例えば、誰でも一度はビートルズをコピーしたりするじゃん? でも、残念ながら僕らはそれができないんだ。なにせ、クリスとリンジーはビートルズが嫌いなんだからね!」

ーーへえ、ビートルズ嫌いとは意外な。

R「だよねえ〜。このバンドでビートルズ好きなのは僕だけなんだよ〜(と少し淋しそう)。キミは?」

ーー私は基本的に大好きですよ。崇拝主義ではないですが。

R「だよねえ〜(と握手を求めてくる)」


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L「私、15歳の時にギターのレッスンを受けていたんだけど、その時の先生にダイナソーJr.やガイデッド・バイ・ヴォイセスの曲を聴かせて、こういうのをやりたいんです、と伝えたら、“なんてヒドい音楽を聴いているんだ! ビートルズを聴きなさい!"って言われちゃって(笑)。それ以来、どうもビートルズは敵なのよ(笑)。で、自分のオリジナルの曲を作って色んな人に聴いてもらうようになったのもその頃からね」

R「まあ、トラウマみたいなもんだよね。僕は、ポール・マッカートニーがちゃんとした曲を書けるようになるまで100曲は書いてきた、という発言を読んで、僕もそれくらい曲を書かなきゃ!って思ったものさ!(笑)」

C「ま、僕とリンジーは今も好きじゃないけどね。キンクスとかストーンズ、ザ・フーは好きなんだけどなあ(笑)」

ーーその違いはどこにあるんです?

C「なんだろうね、洗練され過ぎてるからのかなあ。僕はどっちかっていうと危なっかしい感じの音楽が好きだからなあ。ビートルズって安全過ぎるっていうか、ストーンズみたいな“汚れ"がないよね?」

ーー(苦笑)

C「それに、みんなビートルズ、ビートルズって大騒ぎするのもなあ(笑)。誰も騒いでなかったら好きになってたかもね(笑)」

ーー気持ちはわかります。私はビートルズ以前からある音楽が、ビートルズの登場によって影が薄くなってしまったことに無念を感じていますよ。

C「うん、そういう見方もあるだろうね」

R「それだけ偉大ってことさ(笑)」


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