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Radical Dads インタビュー

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今年の『NANO-MUGEN CIRCUIT 2013』に出演したバンドの中で話題を集めたバンドの一つは、間違いなくブルックリン拠点の3人組、ラディカル・ダッズだろう。ダークホースと言えばダークホース。まだ日本では殆ど知られていない彼らだったが、イビツなビートやリフで構成された曲を、決して崩し過ぎることなくパッション溢れる演奏であくまでポップに聴かせようとするステージは、かつてのペイヴメントやヨ・ラ・テンゴあたりにも似た人なつこさと攻めの姿勢を持っていると高い評価を得たのだった。
実はこのラディカル・ダッズ、クラップ・ユア・ハンズ・セイ・ヤーのキーボーディスト、ロビー・ガーティンがドラムにパート・チェンジし、ヴォーカル/ギターのリンジー・ベイカー、ギターのクリス・ディケンと共に始めたバンド。そんなところから注目している耳の早いリスナーもいるようだが、「アメリカでも僕らはまだまだ無名。なのに日本のフェスに呼ばれて本当に光栄だったよ」とメンバーは謙虚だ。筆者が着席するやいなやいきなり“Bo Ningenっていいね!"なんて話しかけてきたそんな3人に、結成のいきさつからバンドの基本姿勢、音楽の指向まで様々な話を聞いてみた。
(取材・撮影:only in dreams編集部/文:岡村詩野)

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ーー日本の音楽に詳しいんですね。

ロビー・ガーティン(以下R)「面白いバンドやアーティストがいっぱいいるからね。にせんねんもんだい、トクマルシューゴ……」

リンジー・ベイカー(以下L)「あふりらんぽも好きよ」

クリス・ディケン(以下C)「僕がカレッジ・ラジオ局にいたことがあるんだ。ディレクターもやったしDJもやったよ。そこでそういう日本のインディー・ミュージックをよくかけたりしたんだ。日本の音楽って学生には結構人気でね」

ーーどこの大学だったんですか?

C「僕とロビーはコネチカット大学なんだ」

L「私はブラウン大学よ」

ーー優秀!

L「そこでアメリカ文明学を専攻していたわ」

R「僕は英語英文学さ。でも、僕ら3人はずっとその頃から一緒に音楽をやっていてね。きっかけは、同じ大学の寮にいたんだけど、クリスの部屋にマン・オア・アストロマン?のポスターが貼ってあってね、で、モデスト・マウスの曲を聴いたりしていたのを見て、コイツはクールなヤツだな!って思ってさ。当時、俺たちの中ではモデスト・マウスを聴いているヤツは信用できる!って感じで、一つの踏み絵的なアーティストだったんだ。その後、彼らが大ブレイクしちゃったから誰でも聴くようになったけど、その頃聴いている人なんて限られていたからね」

L「私のボーイフレンドもコネチカット大学に通ってて、そこで一緒にバンドをやったりしているうちに私もなんとなく出入りするようになったの」


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