レベッカ「私も店内を一回りした後にフィル・スペクターのコーナーに行ったのよね。 バンドが車で移動する時、特に深夜はマットが私のナビゲーターなんだけれど、フィル・スペクターのコンピをかけてくれたことがあって。1曲1曲がみな素晴らしくて。でも私は持っていなかったから欲しいな、と思っていたの。 で、お目当てのコンピは見つからなかったけど、その代わりを探しているときに、このダイアナ・ロスとシュープリームスも見つけたというわけ。日本盤だし、コンテンポラリーのものも集めているから、ぜひレコード・コレクションに加えたくって」
マシュー「(フィル・スペクターのコンピを指して)この人、スパイナル・タップの人みたいだね」
みな 「確かに!(笑)」
● マシュー・サントス(B)マシュー「僕は、フレーミング・リップスの最大級のファンというわけではないんだけれど、“F"のカテゴリーでFALLというバンドを探していて見つけたんだ。オレンジとグリーンの感じがきれいだな、って思ってね。高校生の頃『YOSHIMI BATTLES THE PINK ROBOTS』のCDを買って、凄く好きで良く聴いていたんだけれど、ここ数年は聴いていなかったから、今回このリイシューLPで聴いてみたくなったんだ。僕はそこまでのレコード・コレクターって訳ではないけれど、USのオリジナル盤で、シールド(未開封)でグリーンのカラー・レコードで・・ってクールだよね。
今日はダーティー・プロジェクターズの事を話す機会が多いんだけれど、今回のアジア・ツアーを一緒に回っていて、彼らの曲が頭の中を回っている感じもあって。このEPはアルバムに先んじて発表されたもので、「ABOUT TO DIE」は僕たちのフェバリットだし、Bサイドも入っていて、おまけに何百枚かの限定盤なんだ、良いよね。
ビーチ・ボーイズのこのレコードは凄く好きで、何枚か持っているんだけれど、日本盤もコレクションに加えようかな、と思って。来日の想い出に何か日本盤を、と思っていたからちょうど良かったんだ。素敵な、素敵なレコードなんだ、アートワークもいいよね。『SMILE』はこのちょっと奇妙でドラッギーなジャングルのアートワークのレコードに取って代われたんだよなー」
みな 「(笑)」