logo
RA RA RIOT インタビュー
img_title
──「ユー・アンド・アイ・ノウ」もしかり、また5曲目「マサチューセッツ」もそうだけど、これらはバンド・メンバーと共作ということになっているよね。基本はウェスリーがソングライティングしているみたいだけど。

ウェスリー「うん、ボクが歌詞を作っている関係で、自然にソングライティングにクレジットされているんだけど、厳密に言ったらメロディに関してはメンバー全員のアイデアが反映されているんだよ。ただ『マサチューセッツ』に関しては、ベースのマシュー・サントスが作ってきた歌詞を元に完成させたもので、かつ彼はマサチューセッツ出身だったから、そうしただけ」

photo

レベッカ「『ユー・アンド・アイ・ノウ』に関しても同じことが言えるわ。アレクサンドラが持ち込んだ曲が元になっているから、ソングライターにクレジットされているのよ」

──また、本作にはヴァンパイア・ウィークエンドのロスタム・バトマングリが参加している楽曲「ドゥ・ユー・リメンバー」も収録されています。心が弾むポップ・チューンに仕上がっていますね。

ウェスリー「ロスタムとボクは、ディスカバリーというユニットを結成していて、この曲は当初そこで発表するつもりでいたんだ。でもタイミングがあわず未完成のままで、それをロスタムが『自分のバンドでやればいいじゃない?』と提案され、メンバーに聴かせたところいい反応をしてくれたから、今回収録したんだ。ロスタムはミックスで参加してくれているよ。すごく満足のいく仕上がりになったと思う」

──この曲を含め、収録曲すべてが瑞々しくかつ甘美な果実を頬張った瞬間に通じる、贅沢な喜びを噛み締められる楽曲になっていると思いました。

レベッカ「ありがとう!」

──ところで、気になったのがアルバムには「KANSAI」という陶酔感のある楽曲が収録されているけど、これは日本の関西地方からインスパイアされたもの?

ウェスリー「(笑)。ボクは以前に日本へ留学していたことがあるんだ。その当時のことをNYで思い出しながら、作った部分はあるね。でも、関西での思い出が、この曲のすべてではないんだ。この曲で伝えていることは、ある場所(それは今自分が暮らす環境と言えるかもしれない)から、ある特定の風景を思い出し、今そこはどんなことになっているのかな?と想像を膨らませる、ということなんだよ」

──では、このアルバムを通じてリスナーに感じてほしいことはある?

レベッカ「基本的にリスナーそれぞれが好きなスタイルで、アルバムを楽しんでくれたら、それでいいの。これをきっかけにバイオリンなどのストリングスに興味を持ってもらったり、バンドをやることの楽しさを感じてもらえる人がいてくれたら、いいなとは思うけど」 ウェスリー「ボクも一緒。特に付け加えることはないよ(笑)。アルバムを楽しんでほしいって感じかな」

NEXT / BACK


INTERVIEW TOP
MAGAZINE TOP
[MENU]
NEWS
DISC
ARTIST
MAGAZINE
MAILING LIST
CONTACT
HOME

Copyright(C) Spectrum Management Co.,Ltd. All rights reserved.