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INTERVIEW
NADA SURF × 後藤正文(ASIAN KUNG-FU GENERATION) - 後半 -
──アーサー・ラッセルはもう既に故人ですし、ジャンルも前衛と言われている人ですけどね。

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アイラ「この仕事をしていて思うのは、音楽ファンって本当に少ない、小さなグループだってことなんだ。殆どの人達にとっては、音楽はそれほど大切なものではないんだよ、残念なことにね」

マシュー「そうかな?? まあ、多くはないけどね」

アイラ「僕たちは25年間も音楽制作に関わってきたけど、それでもいつも何か全く聴いたことのないものがあるんだよ。いつも、今まで聴いたことのない素晴らしい音楽というのは存在してるんだ。それはいつだってそうなんだ。ずっと続いていくんだ。もっと深く続いてくものなんだよ。それを僕らは見つけ続けているだ。驚くほどに、いくらでも聴いたことのない音楽が存在してるんだよ」

マシュー「今回のカヴァー集で、知られていない曲を集めたのには二つ理由があって。一つは、ただ僕たちがそれらに興味があったこと。つまり、敬意を示した選曲だったんだ。もう一つは、曲のリストを見て、カヴァーしているバンドも知ってて、曲も聴いたことがあって、どんな音楽かが想像できてしまうようなアルバムは作りたくなかったってことなんだ。それがどんな曲か、想像で終わらせないようなことをしたかったんだ。」

後藤「日本はロック・バンドとかには厳しい状況だったりもするんだよね。だから余計に自分がいいなと思うものは、もっと聴かれるようになったら嬉しいと思うし、また共有したいとも思うし、もっと音楽ファンが増えてほしいっていう気持ちもある。そういうところに響けばいいなと思って〈NANO-MUGEN〉をやっているんだ。基本的には“あのバンドいいよね"って一緒に語り合える人たちが増えたら楽しいっていうね」

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