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INTERVIEW
NADA SURF × 後藤正文(ASIAN KUNG-FU GENERATION) - 前半 -
──マシューとアイラは、今回、ASIAN KUNG-FU GENERATIONの曲を実際に取り上げてみて、どういう印象を持ちました?

マシュー「すごく好きだよ。本当に素晴らしいと思う。興味深かったよ。他にも少年ナイフやスピッツや…日本のカヴァーのこれだけやったことも、興味深かった。 歌詞の意味とかはなかなか理解できないところもあるんだけど、
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今朝もリリックを読んでて、また理解していたんだ。「Mustang」の中にこういう歌詞が出てくるんだ。“we destroy the sky by doing what we like…”読んでいて怖かったよ。最近、誰かから聞いたんだけれど、オイル・ストーヴが人類自滅への一歩だったかもしれないって。とにかく、それは曲の中のたった一節の文なんだって分かってるけど、とっても面白く鑑賞してたんだ。はっきりしない感情みたいなものがちょっとあるようで、“promise hardly anyone has made”のところとか、でもしっかりと強調してるような感情も持ち合わせてて好きなんだ。本当にやれて良かったよ。それにとってもキャッチーだよね。3日ほど、メロディーが頭から離れなくて、僕は病気みたいに狂っていたよ(笑)」

後藤「いやあ、嬉しいけど、なんか申し訳ない気もするな(笑)」

マシュー「「Mustang」の歌詞が象徴しているけど、キミたちの新しいアルバムでも言えるのは、僕はこの二つの要素がとても好きなんだ。一瞬一瞬や、人生の断片、個々の人間とかの悲しい小さなこと。後悔してしまう出来事が描かれていること。でも、色んな曲があって、他の残りの部分では、前に進んでいく、生き続けていくような、少し、タフな愛なんだ。そこが僕が特に好きな部分。さあ、大丈夫、行こうっていう。その両方を持っているとこがとても好きなんだ。それは、普遍的な二つの事だね。けれど、さっきも言ったけれど、ディーテールがとても良いよね。小説的で、具体的で、クールだね。機能しているし、繋がっているんだ。全部の歌詞をじっくりと見れて、僕は本当にもっと君のファンになったよ。それに、アイディアがいっぱいあって、とても豊富なんだ。だから全て素晴らしいよ」

後藤「嬉しいな」

マシュー「いい歌詞ってさ、なんていうか、ある事柄が、人をとらえたり、説得させる普遍的な感情みたいなものがあると思うんだ。それに、どんなものでも、僕らがもうよく知っているような一つのアイディアから取ったもので、少しでも新しい物のように見えるもの。それはミラクルみたいなものだよ。ポップでも、ブルースでも。構成はもう僕らは知っているけれど、それがうまく行くときって、まるで全てが新しいもののように見えるもんなんだよね。愛してるとか、何でもいいんだけれど、ほんの少し新しい言い方で表現をしている時、いつもいいなと思うんだ」

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