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山本幹宗(The Cigavettes) ×後藤正文(ASIAN KUNG-FU GENERATION)

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──顔を合わせた初めての場がそこだったんですね。

山本「そうです。Twitter上でやりとりしているのに、それだけっていうもの気持ちが悪いなと思って。一緒に飲んだら、面白いだろうなとも思ったし。“もし機会があったら飲みに行きませんか?"ってメールしたんですよ。そしたら、すぐ“今週の木曜"って返事が来たんです」

──昨年11月には、後藤さんが定期的に行なっている弾き語りライブイベント「THE FUTURE TIMES」の福岡公演に、The Cigavettesもアコースティック・セットで出演されました。

後藤「このイベントは、なるべく開催する土地のバンドを呼びたいっていう思いがあって、北海道でやったときは、吉村さん(bloodthirsty butchers)に出ていただいたりして。福岡でやるんだったら、福岡出身のバンドに出てほしいと思って。The Cigavettesのライブを、アコースティックだけど見てみたいと思って声をかけたんです。能楽堂(住吉神社能楽殿)とThe Cigavettesっていうのはすごく違和感があったけど、面白かったね」



山本「すげえ楽しかったですよ。あのイベントは面白い試みですよね。最初にトークがあったり」

後藤「基本的には、被災地への意識を持ってもらうってためのライブだから。あとは、アコースティックのときは、変わった場所でやってみたいっていう思いがあるんだよね。だから、能楽堂でやったんだけど」

山本「能楽堂は、独特の響きがあってすごい気持ち良かったですね。自分の歌声に酔ってました。俺、歌上手いなって(笑)」

──The Cigavettesは、アコースティックでも活動をされているんですか?

山本「よくやりますね。この前も福岡でキャンペーンがあって、飲み屋でアコースティックライブをやってきて。小回りがきくから、好きなんですよアコースティックでやるのは」

後藤「The Cigavettesは、若手バンドの中では音楽的に融通が利くよね。上手ってことなんだけど」

山本「酔ったお客さんには、“長渕!"とか言われたりして、歌ったりもするし」

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