TOSHI-LOW(BRAHMAN/OQU)
×後藤正文(ASIAN KUNG-FU GENERATION)[後半]
──わかりました。最後にTOSHI-LOWくん、この震災を経て自分の音楽は変わったと思います?
TOSHI-LOW
「いや、歌うことは変わんないよ。歌いたいことは同じだから」
──ただ、最近はライブで自然にMCをするようになって。表現者として何か大きな変化があったんだなって思ったけど。
TOSHI-LOW
「あの、なんで俺がずっとMCもしないで、わざと誤解されるようなことやってたかって、たぶん批判とかを受けることで自分のエネルギーを作ってたんだと思うの。もともと俺、こんなバンドで食っていけること自体に違和感があって。あと友達とか何人も死んでるけど、なんであいつが死んで俺が生き残ってるんだっていう罪悪感もあったし。そういう苛立ちとかパワーが10代とか20代前半はものすごいあって、みんな全員ファック! 自分さえファック! みたいな」
後藤
「ふふふ。ありますよね、わかります」
TOSHI-LOW
「そういうのが俺は特に強かったと思うし、そうやって怒り狂ってバンドやってたけど、でも、その謎の力みたいなのって気づけば薄れていくんだよね。で、ふと気づけばAIR JAMっていうブームの中にいて、千葉マリンスタジアムでやっててさ。やっぱり2000年のあれは頂点じゃん。でもあのステージに立ちながら、俺が泣いたり怒り狂ったりしながらやってきたことのゴールが、3万人集めてでっかい花火打ち上げてもらって、みんなからカッコいいです、って言われることなのか? って考えて。もう絶対違うっていう違和感を感じたの」
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