千葉真子
×後藤正文(ASIAN KUNG-FU GENERATION)
千葉
「その時々ですよね。でも働きながらやっていたって経験は、活きているんじゃないですか?」
後藤
「そうですね、学んだことは多いですね。僕はデビューが遅くて、26歳なんですけど、それまでのサラリーマンの仕事で、社会勉強はできましたね」
千葉
「何をやられていたんですか?」
後藤
「書籍や絵葉書やカレンダーを書店や文房具店に持って行く営業を、小さい出版社でしていました。自分が今は作品を作って売ってもらう側で、その売る側の仕事をしていたので、裏方さんの気持ちがわかるっていうか。スタッフも作品が好きじゃなかったら、売りたいと思わないだろうし。だから僕は、本当に才能があって10代からアーティストをしていてその道一本っていうミュージシャンの人とは、見方が違うところは、あると思いますね。どっちにも面白さはあると思いますけど。でも僕の中では、そのスタッフの立場っていうのも経験できたのは大きいと思います。あとは、高校時代の野球部の経験は大きいですね。プロ選手になれるのは、本当に一握りの超人と言われる人で、僕にとってのスポーツは挫折でしかなかったですけど。未だに夢に出てきたりしますから、エラーする夢とか(笑)。2年位前に甲子園に高校野球を見に行ったんです。母校が出ていたわけでもなく、地元の静岡県代表が出ていた試合だったんですけど、泣けると思ってなかったんだけど泣けちゃって。ここに出たかったんだなと思うと」
千葉
「確かに叶わない人も多いかもしれないけど、必ず次の夢に繋げていけると思います。それこそ、ミュージシャンだってそんなに簡単にはなれないじゃないですか! 後藤さんは作詞作曲をされているんですよね? どんなときに思い浮かぶんですか?」
後藤
「ふと思い浮かぶメロディもありますし、ふらっと走りに行くように楽器をふらっと持ったりして弾きながらできたりすることもあるし。あとは、スタジオに入って曲を作ろうと思ってできるときもあるし。ミュージシャンて、不思議な職業だと思いますね。規則性もないし」
千葉
「走りながら曲が思い浮かぶかもしれませんよ。やっぱり、走るしかですね(笑)」
後藤
「そうかもしれないですね(笑)。僕はよく散歩とかするんですけど、そのとき良く考え事もできるんで」
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