石井光太 Profile
1977年、東京都出身。日本大学芸術学部文藝学科卒業。海外の生活や文化に関する作品を発表する他、ドキュメンタリ番組の制作、絵本や漫画原作、写真、ラジオなど幅広く活躍。
■主な作品
『物乞う仏陀』(文藝春秋)
『神の棄てた裸体-イスラームの夜を歩く』(新潮社)
『絶対貧困?世界最貧民の目線』(光文社)
『日本人だけが知らない 日本のうわさ-笑える あきれる 腹がたつ』(光文社)
『レンタルチャイルド-神に弄ばれる貧しき子供たち』(新潮社)
『地を這う祈り』(徳間書店)
『感染宣告-エイズなんだから、抱かれたい』(講談社)
『飢餓浄土』
発売中
1680円
河出書房新社
288ページ
人食い日本兵の亡霊、乳飲み子を抱くオカマ、奇形児を突き落とした産婆、人間の死体を食い漁る野犬……。世界の現実とは、人間が織りなす祈り、幻、流言によって成り立っている。棄民たちの世界を象るグロテスクな「幻」が露にする、戦場・密林・路上の実像。
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