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金澤ダイスケ(フジファブリック) × 後藤正文(ASIAN KUNG-FU GENERATION)ー対談-
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──そして、一番聴いた1枚はキース・ジャレットの『The Meldy At Night With You』。

The Melody At Night, With You
The Melody At Night,
With You

キース・ジャレット

後藤「どんなミュージシャンなの?」

金澤「例えばマイルス・デイヴィスとかとも一緒にやっていたり、ソロでも作品を出していたり。当時は、ジャズ・ミュージシャンひとりひとりがビッグ・ネームで、そういう人たちが一緒にやってたりしてね。その中のひとりのピアニスト」

後藤「どこかで耳にしているのかもしれないね」

金澤「そうだね。この人、一回病気にかかっちゃって、慢性疲労症候群みたいな。その後、休み明けの一作目がこの作品なんだけど、ピアノだけでスタンダード・ナンバーをただただ演奏してるだけなんだけど。ピアノっていいなって思うアルバムで。僕、顎が痛くて軽く手術をしたことがあって、その時に医者に手術中に音楽かける?って言われたんだけど、その時選んだのがこの1枚なんです」

後藤「手術中にキース・ジャレットっていいね、そういうこと言いたいよね(笑)。僕は、盲腸の手術したことがあったんだけど、その時の思い出は『キン肉マン16巻』(笑)。親が、何か読みたいものあるかって聞くから、『キン肉マン』って(笑)」

──手術中に音楽をかけられるんですね。

金澤「そうなんです。最初、フジファブリックをかけましょうか?って言われたんだけど、それは止めてくれって言って(笑)。このアルバムは、ゴッチへのオススメの作品でもありますね」

後藤「ジャズ・ピアニストの作品とかって、あんまり持ってないもんね」

金澤「精神的に落ち着く1枚でもありますね」

──そして、後藤さんにオススメしたい1枚をマトモスの『Supreme Balloom』。サンフランシスコの男性ふたり組で、ビョークの作品にも参加してますね。

シュープリーム・バルーン
Supreme Balloom

マトモス

金澤「そう、ビョークのアルバムにも参加してるんですけど、それはさておき、何をオススメするかっていうと、このアルバムは全ライン録りなんですよ」

後藤「へぇ?!」

金澤「バンドをやってると空気の音とか大切なんですけど、このアルバムはその空気の音が入っていないんです」

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