金澤ダイスケ(フジファブリック) × 後藤正文(ASIAN KUNG-FU GENERATION)ー対談-
──(笑)。そんなF1レーサーになりたい夢を捨て、これからは鍵盤だ!と。
金澤「そうですね。当時、親もそんなに音楽を聴かないし洋楽とかほとんど知らなかったんですよ。田舎だったし情報がないので、すかんちのファンクラブに入るんですよ。そうすると会報が送られてきて、その中にオススメCDが載ってるわけですよ。そんなにオススメしてくれるなら聴いてみようと思って、買ってみたのがピンク・フロイドの『The Dark Side Of The Moon』です」
狂気ピンク・フロイド
──1973年発表、日本語タイトル『狂気』ですね。10代の時によく聴いていた1枚ということで、挙げていただきました。
後藤「これを中学生で、すごい!! 完全に英才教育だ(笑)。すかんちも、まさかここに中学生を呼び込むとは」
金澤「これは中学生の時のヘビーローテーションですね。これとか、レッド・ツェッペリンとかプログレ関係、イエスとか」
後藤「キング・クリムゾンとか?」
金澤「聴いてましたね」
──ここに金澤さんのプレイスタイルのルーツを感じますね。プログレッシブな要素は、中学生時代から芽生えていたと。
金澤「そうですね。70年代から80年代の音楽を、そのすかんちの会報でオススメしていたから聴いていたんですけど、逆に“なう"な音楽は僕10代のころ知らなかったんです」
──その時代にヒットしている音楽や話題の音楽の情報は、あまり入ってこなかった?
金澤「少しは情報は入ってくるんですが、全てすかんち絡みでないと引っかからなかったんです。ある種、信者でしたから(笑)」
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