6. YOUR SONG IS GOOD / OUT
ユアソンってこういうバンドだったよねって。インストで勝負すべきバンドだったよねって。ずっと思い続けていて。久しぶりの新作が、これで。やっぱり、聴いて納得いたしました。とてつもない、傑作アルバムです。「奇妙礼太郎 / LIVE!」のコメントにてライブのことを書きましたが、この作品はライブ・アルバムではないけれど、アルバム全編がライブしています。生き生きしています。そして、時として哀愁も漂うしね。それがまたいい味を出してるんですよね。結果、心と身体が揺さぶられるのです。キャリアが長いにもかかわらず、まだまだ進化するんだね、ここまで強靭になれるんだね、と。感じさせられてしまいました。圧巻であります。
8. ASIAN KUNG-FU GENERATION / ザ・レコーディング 〜ASIAN KUNG-FU GENERATION〜 at NHK CR-509 Studio
00年代を駆け抜けたロックバンドがひとつ区切りを向かえたんだよなぁって。2013年の彼等の活動を振り返るとそんな感慨深い想いが駆け巡ります。しかし、スタジアムのライブ大成功も含めて、このヒリヒリとした緊迫感が張り詰めたスタジオライブを耳にすると、そんな回顧録に思いを馳せて、感傷的な感情を抱いている場合じゃないよなぁと。そんな気づきを突きつけさせられるのであります。初期曲も最新曲も同等の温度差で痛快なロックミュージックとしてライブしている事実。今後どういう足跡を刻むか解らないけれど、解散や活動休止という手段を選ばずに10年代もそれ以降もずっと駆け抜けて欲しいなぁって切に願います。いや、この場を借りて、懇願いたします。ASIAN KUNG-FU GENERATIONというバンドが生き続ける限り、それ自体がロックの希望となり光り輝いていくと信じておりますので。
1971年生まれ。1999年頃から本格的なDJ 活動をスタート。ロッキングオン主催の「ROCK IN JAPAN FES. 2001」、「COUNTDOWNJAPAN 03/04」にRESIDENT DJ として出演以降、現在に至るまで出演を続けている。
他にも、2004年から、オフィシャルサイト「ALL IS LOVE IS ALL」を立ち上げて、ライター、インタビュアーを中心として、音楽にまつわる様々な活動を行う。主な活動として、音楽専門誌「MUSICA」創刊号から現在に至るまで、ディスクレビューを執筆中。
DJ としては、類い稀なるビート感を駆使して、選曲した楽曲に込められたメッセージ性やクオリティを損なうこと無く、心や魂にまで響かせるプレイをもとに、フロアに歓喜の渦を巻き起こすテクニックで、様々なリスナーやオーディエンスに人気を博し続けている。
[Official HP]
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