千葉真子
×後藤正文(ASIAN KUNG-FU GENERATION)
千葉
「高校生から始めて、3年生の進路を決めないといけないときに、大学からも陸上での推薦をいただいたんですけど、私は不器用なタイプでひとつのことに集中して頑張りたいタイプなので、勉強と陸上の両立が私には合ってないのかなと思って。陸上1本で生きていきたいなと思ったので、陸上が続けられる実業団に進んだんです。実業団に進んでも、実力がなければクビになる世界で、運良く活躍できたので長く続けることができたんですけど。ずっと陸上の世界に生きてきたので、周りのことがよくわかってない部分も多いんですよ。陸上の世界は、高校生の延長のような感じで、周りの人がいろいろお世話をしてくれたり、一応社会人なんですけど、海外合宿も多く、社会生活と切り離されている感じがします。旭化成と豊田自動織機っていう二つの会社に在籍させていただいた経験があるんですけど、それぞれ監督さんによって指導方法も違っていて。旭化成のときは、会社にも出勤するチームだったんですけど、私は会社に行ってもほとんど仕事はしていなくて。豊田自動織機のときは、全く会社には通わなかったんですね。小出監督の指導論の中にも、<パソコンはやってはいけない>っていうのがあって、<パソコンをやったら夜中までのめり込んで疲れるから>っていう思い込みのような(笑)ルールがあって。社会のことを全然わかっていない自分がいたりして、本当にお恥ずかしい話なんですけどね」
後藤
「そういう世界なんですね」
千葉
「そういう独特な世界ですね。門限は、21時とか、22時には寝ていてというような規則正しい、高校生のような生活をずっと送っていたんです」
後藤
「トップアスリートっていう世界なんでしょうね、それが」
千葉
「生活の乱れっていうのが、競技にものすごく影響する種目なので」
後藤
「ストイックですね。マラソン選手ってそういう感じなんですね」
千葉
「修行僧みたいな感じに近いですかね。人それぞれだとは思うんですけど、私はストイックにやっていました」
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