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INTERVIEW
NADA SURF × 後藤正文(ASIAN KUNG-FU GENERATION) - 前半 -
後藤「マシューたちにとって他のバンドの曲をプレイするっていうのはどういう意味があるのかな? 今回、オリジナル・アルバムじゃなくて、カヴァー・アルバムをリリースすることになったいきさつなんかも教えてほしいんだけど」

マシュー「まずは、すぐにでも録音できるものが必要だったんだ。実はニュー・アルバムのための新曲も秋までに出来上がっていたらいいなとは思っているんだけど、実は、バンドのキーボードも手伝ってくれてる友人がスタジオを始めてね。そのため僕らのツアーになかなか来られなくなってしまったんだ。そこで僕たちは取り引きをした(笑)。代わりにカヴァー集を彼のスタジオで作ってお金を彼に落とすってね。僕たちが毎週払っているいくらか以上のお金が彼の手元に入ればツアーに来てくれるだろう?(笑) っていうのは、まあ、一応のきっかけであったんだけど、トリビュート・レコードを作るのはちょっとした楽しみではあったんだ。ここには昔やったことのある曲もあったけど、僕らはカヴァー集を作るのは初めてのことだったからね」

──もともと、カヴァー・アルバムのアイデアは長年温めていたのですか?

マシュー「全く! 全然思いもしなかったよ。普段、カヴァーもそんなにやらないしね。なぜなら普段は、僕たちがツアーから戻ると、ダニエルとアイラは“夕食に出かけようぜ!パーティーに行こうぜ!”って僕を誘ってくるけど、僕はいつも次のアルバムに向けて曲を書かなきゃいけなくって。そんな余裕もまったくなかったからなんだ」

アイラ「そ。マシュー、いい曲を早く書けよ。俺は退屈だ!ってね(笑)」

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