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[Champagne] 「言え」

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古田琴美(2011.7.19)

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古田琴美─2011.7.19─

今年2月に発売されたアルバム「I Wanna Go To Hawaii.」ツアーファイナルも大盛況！この夏も多数のフェスに引っ張りダコの[Champagne]から、約半年振りの音源が到着！！

タイトルは、ズバリ、「言え」！

まずはMVをご覧下さい。

このタイトルの潔さに最初は驚きましたが、楽曲のアッパーな感じから"「言え」=「Yeah」という意味も含まれているのかな？” と勝手に解釈しています。夏に向けてライブやフェスが盛り上がりそうですね。ボーっと聴いていると、“あれ？何故か怒っている？”とも感じますが、こちらに訴えてかけていて、"伝えたい！"という気持ちがビシビシとくる作品です。“[Champagne]って、こんなにメッセージ性があるバンドだったっけ？” そんな言葉が脳内に浮かびました。

それでも、最後まで聴き終えると理由がわかるのです。

今の世の中は、blogやTwitterなど、ボタンひとつで気持ちを簡単に表現できます。でも、「対=人」で本当は何が"大事"なのかをしっかり伝えていかないと、後々心に残らないのではないか。vo.g川上は、「乱暴な言葉じゃなく、思いやりを持って自由に言えたらいいけど」実際は「面と向かって言えない」と、誰もが一度は経験するリアルな現実を歌います。そして、ラストには「不安を全部吐き出していこう」という、デビュー以降のツアーを経てオーディエンスと共に培ってきた彼等から溢れ出たメッセージを紡ぎます。そこにとても共感してしまいました。

周りにとっては微々たる変化かもしれません。でも、今までの地下から見てきた世界から、地上にのぼったより広い視点で物事を観られる良い意味での余裕を持ちながら、ただただ自分達の鳴らしたい音や歌いたいことを死ぬ気で伝えようとしているバンドになったように感じます。それは、いつどこにいっても闘えるということです。一筋縄ではいかないひねくれた部分を持っているのも、これからこの世界で生きていく強みだと思います。

そんな強みを持つ、今後の活動がまだまだ楽しみなバンド[Champagne]。

秋からはワンマンツアーをスタートさせます！

ライブは、演奏や歌を間違えずに完璧にすることよりも、演る側の気持ちの高鳴りだったり、その気持ちがオーディエンスとガッチリ合った時に生まれる奇跡的な瞬間に立ち会う時に、これほどにない至福感を得られるように私は思います。“あーこの時代に生きててよかったー！”って。

そんな瞬間を求めて、たくさんのライブを観ていますが、彼等のライブは何度観ても楽曲が違う顔を見せるので、パフォーマンスも含めて、毎回魂を揺さぶられてしまいます。

タワレコ渋谷店ではこのようにして大展開しています！！