Nikki Jean というこの女性シンガー。ルーペ・フィアスコの客演してたぐらいしか情報ない新人なんですが、とんでもないアルバムでデビューすることになりました。

現在、spinnerにて全曲無料視聴できます。

タイトルトラックの”Pennies in a Jar  ” がこちら。PVがまだないんですね・・・。





えーと・・・、何から話せばいいのかな。とりあえず、作曲者のクレジットを見てください。

1. How to Unring a Bell (Written by Thom Bell & Nikki Jean)
2. Steel and Feathers (Don’t Ever) (Written by Bob Dylan & Nikki Jean)
3. La Di Da Di Da (Written by Luigi Creatore & Nikki Jean)
4. My Love (Written by Lamont Dozier & Nikki Jean)
5. Pennies in a Jar (Written by Burt Bacharach & Nikki Jean)
6. What’s a Girl Supposed to Do (Written by Jeff Barry & Nikki Jean)
7. Rockaway (Written by Carole King & Nikki Jean)
8. Million Star Motel feat. Lupe Fiasco & Black Thought (Written by Bobby Braddock & Nikki Jean)
9. Patty Crash (Written by Paul Williams & Nikki Jean)
10. China (Written by Jimmy Webb & Nikki Jean)
11. Mercy of Love (Written by Barry Mann, Cynthia Weil & Nikki Jean)
12. Sex, Lies and Sunshine (Written by Carly Simon & Nikki Jean)

 とにかく、凄まじいメンツです。

上に貼ったタイトルトラックはバカラック！ 他にもボブ・ディラン、キャロル・キング、ポール・ウィリアムス、さらに最後の曲はカーリー・サイモンが締めるという信じられないようなリレー。個人的には、バカラックと並ぶソングライター、ジミー・ウェッブの世界観を堪能でる”China” とか、「ホーランド＝ドジャー＝ホーランド」で時代を築いたラモント・ドジャー がモータウンマナーを炸裂させてくれてる”My Love  ”とかヤバいです。全曲、クォリティーが高すぎるんです。異常なアルバムだと思います。作曲クレジットは全部共作となっていますが、どういう風にして作ったのかが、かなり気になりますね。　


しかし、クラシックに成り得ると言えば聞こえはいいですが、時代性を無視した曲なのは否めません。リリー・アレンとか、ニッキー・ミナージュ のような革新性はまだ無いと思います。それでも、ポップスマニアの間にとどめておくには余りにももったいないアルバムなので、是非聴いてもらいたいです。

以前紹介したベニー・シングスを気に入った人であれば、きっと楽しめると思います。

是非、是非！！