自分たちでレーベルを立ち上げて制作されたLOSTAGEの新作「CONTEXT」が素晴らしい。





どういう経緯で自分たちのレーベルを立ち上げることになったのかは、正直なところよく知らない（これはOIDのマガジンページで詳しくインタビューしたいと思っている）。契約上の理由なのか、自発的な独立なのか。様々な季節を経ての決断だったのだと想像する。

だが、一切の作業を自分たちの手元に置くことで、風通しが良くなったように感じる。ある種の覚悟が漂っている。その覚悟が、外向きに発散されているのがまたいい。私はこういった、所謂パンクやオルタナティブと言われているバンドたちが、世間なのか何なのか、とにかく接続しようと窓を開ける瞬間が好きだ。その隙間から溢れて来るエネルギーは、強いけれど決まって優しい。





五味兄のメロディメイカーとしての才能には、非凡なものを感じる。それはどの作品を聴いても思うことだ。そして、声にも佇まいにも特別な存在感がある。それはこの「楽園」のビデオを観れば明らかだろう。世界が、日本中がLOSTAGEを放っておいたとしても、私はこの音楽を無視できない。からだ中が反応してしまう。

素晴らしいバンド、才能のある人間が認められないという現状。それを嘆いても仕方の無いことだけど、なるべく多くのひとに届いて欲しい。そういう作品だ。

このアルバムのラストを飾る「NEVERLAND」という名曲。目頭が熱い。


8月3日発売。


.

私はこの作品を初めて聴かせて頂いた時、LOSTAGEに対する印象が変わった。過去の作品も聴いてはいたが、“カッコ良いな”と思うだけで、自分でポップを書いたりするのは担当がいたので任せていた。

しかし、今作は、簡単には放っておけなかった。

CDプレーヤーに入れて、“タイトルヤバイな”と思いながら1曲目の「HELL」を聴いた瞬間、ブッたまげた。“なんじゃこりゃ！！”と思いながら次々と聴いていると、あっという間に6曲が終わった。そしてまたリピート、リピート。気付いたら、完全にLOSTAGEにハマっていた。


全てが、めちゃくちゃカッコ良い。


カッコ良いだけでは済まされないな、これは売れるな、というか“売りたいな”と思い、インディーズ担当に掛け合い、今回は担当させて頂いた。


この中毒性。狂気の様なメロディと歌声。まるで悲しい映画でも観ているんじゃないかという虚無感に狩られる殺伐とした世界観。
それなのに、歌が優しく寄り添ってくる、とても人間臭い作品。

アルバムのラストを飾る1曲、「NEVERLAND」のMVも人間臭さが漂いまくっている。




彼等との親交が深い監督が撮ったという映像は、ロードムービー的なドキュメンタリーに仕上がっているが、それもまた温かみがあって良い。自身のレーベルを立ち上げ、セルフプロデュースのこの作品が売れることを、私は、イチファンとして、心底応援していきたいと思います。


最後に。
ここでは多くは語らずとも、まず聴いて下さい。
言葉じゃない。
音に全てが込められている。

ライブで上記の様に思うことはありますが、音源で思うのは初めてかもしれません。

今の時代に生まれてきてよかった。

そう思える、素晴らしい作品です。

是非聴いて、感じて、観て下さい。



タワレコ渋谷店では、8/3の膨大リリースの中、メジャーに負けじとなんとか展開を勝ち取り、この様に気合いの展開してます！




そして更に、タワレコ渋谷店限定で、「CONTEXT」のジャケットの五味さん直筆ニワトリ原画&ライブ写真パネル展「HELL to NEVERLAND 展」を開催中！



期間は8/2(火)～15(月)まで、渋谷店2Fにて展示中です。


更に、原画とパネルにはサインを入れて、「CONTEXT」ご購入の方に抽選でプレゼント！




皆様のご来店、お待ちしています！



.