ちょっと冗談みたいに良いですね。

恐らく、日本の意地悪なリスナーたちのいくらかが「○○に似ている」などと揶揄するのかもしれません。でも、そんなことは気にしなくて良いと思います。何故ならば、そういうことを言うヤツの耳が（というよりは感覚が）腐っているからです。この「ねごと」というバンドには、自分たちならではの雰囲気というものがしっかりとあるように私は感じます。素晴らしいミニアルバムです。



メロディからは最近の日本のロックからの影響を沢山感じますが、ギターのフレーズなどに欧米のオルタナティブロックのテイストが混ざっているところが面白いと思います。全然、ベタじゃない。キャッチーで聴き易いけれど、「ここ変わってるなぁ」という発見がある。J−POPを抱きしめながら実は肘鉄を食らわすような、そんな活躍を期待してしまいます。そういうサウンド。

ガールズロックとか、ギャルバンというような、女の子のバンドに対するちょっと見下し気味の呼称（私は嫌いです、この呼称）を蹴散らして、周りの男の子の内省的で暗いバンドたちを「ダサッ！」っと内心で思いながら（思っていないだろうけど）、本当に奔放に活動して行って欲しいです。