INTERVIEW
2013年ベストアルバム
2013年、今年リリースされたアルバムを中心にアーティストや音楽関係者にベストアルバムを選んでいただきました。
古田琴美(TOWER RECORDS SHIBUYA) が選ぶ2013年 ベストアルバム
Phoenix
The Strokes
Vampire Weekend
Franz Ferdinand
2013年も「only in dreams」にてベストディスクを10枚選ばせて頂きました。自分の手で購入して、聴き込んだ10枚です。今年は順不同にしました。邦楽、洋楽5枚ずつです。宜しくお願いします。
ミラーマン『ニューシネマ』
YouTube で初めて観て、2013年の後半はこのバンドにすっかりハマってしまいました。MVになっていた「YOUTH」という曲を気に入ってアルバムを聴いていく と、他の曲も素晴らしく、音楽を純粋に鳴らす楽しさと、音楽に対する芯の強さを魅せつけられた作品です。全音楽ファンに捧ぐ傑作。是非購入して聴いて頂き たいです。
the chef cooks me『回転体』
こ のアルバムを聴くと、たくさんの感情が生々しく蘇ります。彼等の開花すべき才能が目一杯詰まった、最高傑作。アジカン後藤さんのプロデュース力にも幅を効 かせたポップサウンド、vo.下村が放つ、陰と陽の世界。今後、彼等を筆頭に音楽シーンをひっくり返せるのではないかと、現シーンで活躍するアーティスト が恐怖すら感じる狂気作だと思います。
今後の活躍に期待したいアーティスト。
[Champagne]『Me No Do Karate.』
リ リース毎に前作を超えていく彼等。日本武道館公演即日完売、その後すぐZeppツアーを敢行するなど、まだまだ勢いは止まりません。彼等の強みはメロディ が良いこと。今作では、全曲シングル候補に出来るほど、曲単位での出来が素晴らしいです。2014年も更に飛躍して欲しい。有言実行の彼等に、期待を込め て。
スピッツ『小さな生き物』
色褪せない新鮮な空気感で、毎作品音楽ファンの心を掴むスピッツ。
今作も素晴らしかったです。”スピッツはスピッツ”という、独自の世界観と、一音で彼等の音だとわかる声とメロディが、改めて唯一無二の存在だと思いました。
Gotch『The Long Goodbye』
「LOST」 に続く、アジカン後藤氏のソロ7インチ。「LOST」ではYeYeと、今作ではPUNPEEと一緒に創り上げているところに彼のセンスの良さが伺えます。 共有できる仲間とエゴのみの音楽を創ることで、アジカンだけでは表現出来ない、彼自身がやりたいことを明確に出来た素晴らしい作品の誕生です。彼の新たな 世界を広げた今作は、2014年にリリースを控えているソロアルバムへの期待と共に選びました。
Phoenix『Bankrupt!』
YouTubeでリード曲が発表された際は、かなりの衝撃を受け、驚きを隠せませんでしたが、もう何年も好きなアーティストです。来日公演は観に行けそうにないので、フェスで再来日を希望します。
BOY『Mutual Friends』
2013年に出会ったアーティスト。リード曲を聴いた瞬間、ハマり、家でずっと聴いていました。女性2人の空気感がとても好きです。2014年も新作を引っ提げて来日して欲しいアーティスト。フジロックで観たいです。
The Strokes『Comedown Machine』
大好きなアーティスト。待望の新作は、初期を彷彿させるメロディに、どんどんハマっていきました。CD購入したけれど、アナログも手に入れてしまうほど好きです。
Vampire Weekend『Modern Vampires of the City 』
ジャケットもサウンドも好みで、こちらもCDを購入した後にアナログも購入してしまうほど好きです。今作でやっと彼等の代表作になった様な気がします。
Franz Ferdinand『Right Thoughts, Right Words, Right Action』
大好きなアーティスト。来日公演は必ず観に行っていましたが、2013年は仕事と重なってしまい、断念したことが唯一の心残りです。ジャケットの色使いや、彼等独特のセンスは毎回心奪われます。内容は、もう、盲目の恋といった感じで、全て好きです。
2013年も、たくさんの音楽と出会えました。その中でも、特に洋楽は、私が昔から好きなアーティストのリリースが多く、心踊りました。
CDも昨年より購入した枚数が多かったように思います。
そして、何と言っても、2013年後半に、ミラーマン『ニューシネマ』の音源と出会った事は、私自身のバイヤー経験の中でも、大きな出来事でした。彼等の音楽に対する熱が、ライブでも、話していても感じることが出来、忘れていた何かを思い出させてくれました。そう言った意味でも、彼等には本当に感謝しています。
2014年の飛躍を心から楽しみにしています。
そして渋谷店は、無事リニューアル1周年を迎えられ、ホッとするのも束の間、まだまだ日々精進していかなくてはと、試行錯誤しています。タワーレコード本店として、今後も、素晴らしい音楽との出会いの場をお客様に提供し、音楽の素晴らしさを一緒に分かち合えたらなと思っています。2014年も、タワーレコード渋谷店を何卒宜しくお願い申し上げます。
古田 琴美
古田琴美(TOWER RECORDS SHIBUYA)
BIO
〒150-0041 東京都渋谷区神南1-22-14
OPEN 10:00/CLOSE 23:00 Tel 03-3496-3661
Twitter: http://twitter.com/TOWER_Shibuya
Twitter:http://twitter.com/FTRsince2008
タワーレコード渋谷店1FJ-POPバイヤーです。
よろしくお願いします。
- 2024.10.23
[古里おさむと風呂敷き] デビュー・アルバム『えん』のリリースが来年1月に決定! 先行シングル「焚火」を本日配信リリース!MVも公開に! - 2024.09.30
[後藤正文] ドローン/アンビエント・ミュージックアルバム 『Recent Report I』 の カセットテープ&ポストカード(音源ダウンロードコート付)をリリース! 生成AIで制作された「Lost in Time」のMVも公開 - 2024.09.24
[古里おさむと風呂敷き] "古里おさむと風呂敷き"の「流水」、 4曲入りカセット収録の後藤正文によるリミックス「流水(Gotch Remix)」が配信スタート! - 2024.08.07
[古里おさむと風呂敷き] "古里おさむと風呂敷き"の新曲「流水」、橋本絵莉子によるアコースティック・カバーのレコーディング映像が公開! - 2024.06.26
[古里おさむと風呂敷き] 古里おさむの新バンド・ニューシングル「流水」を配信リリース! - 2024.05.21
[Gotch] [APPLE VINEGAR -Music Award-] APPLE VINEGAR -Music Award-2024 大賞受賞者インタビューWEB記事、ポッドキャスト公開しました!
- 2016.11. 8
[Alexandros]─ 古田琴美
- 2016.11. 8
KONCOS─ 古田琴美
- 2016.11. 8
くるり─ 古田琴美
- 2016.10. 1
04 Limited Sazabys─ 古田琴美
- 2016.9.27
Predawn─ 古田琴美
- 2016.9. 5
Gotch─ 古田琴美