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(2010.08.20)
Dr.Downer × 後藤正文(ASIAN KUNG-FU GENERATION)

――後藤さんは、今作に関わって、得るものもあったんじゃないですか?

後藤「面白かったですよ。得るものがあるからやってるし。面白いね、聴いてると普通に好きになるんだよ。最初はめっちゃ好きっていうのじゃなく、カッコいいなくらいでやってたら、この曲めっちゃ好きみたいになって(笑)。これがよくないって言われたら、俺が傷つくんだけど、みたいなっ気分になるものだなって。あとは、プロデュースはしてないけど、いざ自分がそういうことをする時に、どういうふうにするのかなってイメージで考えたり。そういう意味でも、今後自分がやっていく音楽活動の足しにはなるなって。そういう損得はやってる時は考えてなくて、好きになっちゃっただけなんだけど」

――後藤さんがこういう音を鳴らしたりは......。

後藤「自分ではやんないな」

猪股「後藤さんがこういうことやっても、俺たちの方がよくなると思う(笑)」

――でも、猪股くんのスタイルは、バンドマンからは憧れられるところもありそうですね。

後藤「憧れられてるの?」

猪股「地元の後輩には(笑)。でも、パンクバンドには異端視され、ロックバンドにはシカトされるけどね(笑)。敵っぽいものが存在してた方がやりやすいんですよ。でも憧れられてるよ」

後藤「なかなかそれを自分で言う奴はいないからね(笑)。それがいいとこだと思うよ(笑)。カッコいいな」

猪股「ありがとうございます(笑)。でもそんなたいして憧れられてないです」

後藤「でも目立ってると思いますよ、ここいらでは」

猪股「すぐに、面白い奴とは飲みに行ったりするからね」

――あと今作が多くの人に届いて欲しいですね。

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後藤「1000枚刷ったから1000人が聴いてくれたらいいね。それって物凄いことだから。ダウナーはライブが主体であって、毎回手売りで売れてくから、そういう強さはカッコいいと思う。そういうバンドがこれから残っていくんじゃないかな。現場がちゃんとないとね。音源だけだと」

猪股「確かに」

後藤「それができてるからいいバンドだと思う。あとは、こういう才能のある人らがちゃんと、時代的にこの言葉が正しいかわからないけど、食えたらいいと思うよね、音楽で。だんだん難しくなってはきてるけど、いいもの作って行けば、人が集まってくるかもしれないし」

猪股「でも、そこの面では諦めてるけどね」

後藤「好きなものを作ることに意識が100%注がれてるから、若い世代って。やっても売れないじゃんっていうのが、いい意味で自分たちのやりたいことをやるようになってて。そういうのがみんなが聴きたいものになってくんじゃないかな。逆転の発想というか。そういう奴らと一緒にやれたら楽しいし、手伝えることがあったら手伝うし。『only in dreams』に関しても、こうやってちゃんと関われる人がいたらやろうかなと。下手な鉄砲を撃ちたいわけじゃなく。ダウナーも、友達だし、面白いし。面白くなかったらやらないですからね。いくら売れそうでも。あ、でも、100万枚確実に売れる人がいたらやりたいかも(笑)」

猪股「そんなんいたらやるでしょ!(笑)」

後藤「いないけどね(笑)」

――じゃあこれからもダウナーの飛躍を楽しみにしてます。

猪股「はい、マイペースで」

後藤「ダウナーにはダウナーのやり方があるだろうし、それはそれでちゃんと持っていて欲しいし、俺はそういうのを尊重したい。俺は雑用係だからね(笑)」

INFORMATION

cd01
Dr.DOWNER
さよならティーンエイジ
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2010.6.23 ON SALE!! / ODCS-001 / ¥525(tax in) / only in dreams

flakeamazonoid
※タワーレコード渋谷店でも販売しております。

akg_jacket
マジックディスク
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2010.6.23 ON SALE!! / KSCL-1610~KSCL-1611 / ¥3,570(税込) / Ki/oon Records

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