「J-」ジェイというキーワードに注目してきた一年でした。
ここでの「J-」とは現在進行中のジャパニーズな大衆音楽を意味します。
それぞれの生活世界、そう、社会を見つめ、今の音として鳴らされる音楽です。
ここで挙げたおおよその作品は、「J-」というキーワードで繋ぐことができます。
しかし、個々の文脈はみな分断されているように思えます。
例えば、敬意を表した模倣やアプローチの踏襲といった面において、なぞるものが存在しない。
むしろそういった過去の想いから解放された音楽なのではないかと考えています。
そして、これらの作風から、広がりゆく世界における新しい音楽の訪れを私は感じます。
音楽が人々の心に響く瞬間、宿す共感。この営みが今後も受け継がれることを願い選択させていただきました!
世代を超えて多様に繋がると本当に嬉しいです。
来年はどのような出会いと巡り合わせがあるのでしょう。
BIO
1976年生まれ、会社員。
SOFT TOUCH のボーカルとギターを担当。
BEDTOWNのボーカルとギターも担当。
吉本隆明、大澤真幸、宮台真司の著書を愛読しています。