今年は去年以上に豊作な年だったと思います。ストリーミングサービスを使い始めたのもあるかも分かりませんが
去年以上にたくさんの音源を聴いたし、興味を持ったらすぐにアルバム全曲聴けるようになったのも大きいかもしれません。
個人的には海外のメジャーシーンがとても刺激的な年でした。
Frank Ocean / Blonde
もうアンバランスな物でさえ美しい物に変えてしまう凄みというか、ビート主体の曲も前作より減り
より芸術志向というか何度聴いても新たな発見があるそんなアルバムです。オススメ曲は「Solo」です。
Chance The Rapper /
Coloring Book
傑作。前作よりゴスペル色が強まってよりストイックなアルバム。リードの「No Problem」なんかは
シンプルなオケなのにすごく壮大に聴こえるし、ラップもさることながらプロダクションがめちゃくちゃ良いのも
この人の持ち味だと思います。ちゃっかりジャスティンビーバーが参加してたりするところがニクいです。
オススメ曲は「Finish Line / Drown」。
Andy Shauf /
Party
AOR、フォーク、SOULこの3要素を絶妙に組み合わせていて、それでいて個性的。
生楽器のアレンジからするに理論にも長けていそうな、でもそんないやらしさを感じさせない人。
髪型は完全に山下達郎です。オススメ曲は「To You」です。
ANDERSON .PAAK /
MALIBU
ハンドマイクでRapしたかと思えば、ドラム叩きながら美声も聴かせる、今年の夏はこればっかり
聴いてました。また来日したら次こそはライブ見に行きたいです。オススメ曲は「Heart Don't Stand a Chance」。
Astronauts Etc /
Mind Out Wandering
Toro Y Moiのツアーサポートで来ていた人で、その後随分たってからソロワークをやってる事が分かって、速攻で買ったアルバムです。
Toro Y Moiとも通じる部分がありますが、こっちの方がよりメロウで心情に語りかけてくる感じです。最高。オススメ曲は「Control」。
Julien Baker /
Sprained Ankle
曲がいいのはもちろんなのですが、一人でやっているライブのギターがめちゃめちゃ良くて。声もハスキーですごくいいです。
メロディセンスが良くて僕の好きな分数コードでベースラインだけ動いていくスタイルが多いのもキュンときました。オススメ曲は「Sprained Ankle」。
Flo Morrissey/Matthew E. White /
Gentlewoman, Ruby Man
まだ先行でアルバムからは数曲しかリリースされてないのですが、ヘビロテ確定なのであげます。Matthew E.Whiteのブラックミュージックっぽいところと
Flo Morrisseyのフォーキーさの合わさり方が本当に最高で、どこかジャンルレスに感じさせる部分がこのユニットのクセになるところだと思います。
オススメ曲は「Look At What the Light Did Now」。
Maggie Rogers /
Alaska
駆け出しのアーティストがファレルに音源を聴いてもらってアドバイスをもらう的な企画で一人だけファレルから超絶賛を受けていた人。
リリース短めの暖かい音色が聴いていて気持ちいい。まだ2曲しかリリースしてないみたいなのでアルバムのリリースが楽しみです。
これはシングルなのでオススメはこの曲。
A Tribe Called Quest /
We Got It From Here… Thank You 4 Your Service
追悼Phife Dawg 。何年たっても色あせることのない彼らのパフォーマンス。このアルバムも永遠に残り続ける名作になると思います。
改めてQ-Tipのカリスマ性を感じた作品だったし、進化してるけれども1stからのトライブ印は健在でした。オススメ曲は「Melatonin」。
Bruno Mars /
24K MAGIC
リードの24K MAGICも物凄く良かったのですが、M2の「Chunky」がツボででした。M6の「Straight Up & Down」の80s'ハーフシャッフルオマージュも最高で、
80sオマージュをここまで嫌味なくお洒落に、現代のメジャーシーンに投下できる人はこの人以外いないのではと思わせてしまうほど素晴らしいアルバムでした。
オススメはそのM2とM6です。
BIO
ドラマー/ビートメーカー/シンガーという他に類を見ないスタイルが話題の日本人クリエイター。
全ての楽器を自ら演奏し、ブラックミュージックのフィルターを通しながらもジャンルに捉われない音創りが世界中から絶賛される。
2010年、Ovallのメンバーとして活動を開始 、ソロも含めFUJI ROCK、SUMMER SONICなど多数の大型フェスに出演。
2012年にリリースしたソロアルバム「only the facts」はiTunesで1位を記録、各CDショップでも品切れが続出し大きな話題を呼ぶ。
Ovall活動休止後、ソロとしてChara、Gotch (ASIAN KUNG-FU GENERATION)、矢野顕子、くるり、大橋トリオ、安藤裕子、SKY-HI (AAA)、SALU、Awesome City Club、Sick Team、DEAN FUJIOKA、藤原さくら、秦基博、菅野よう子、福原美穂、BENI、Eshe (Arrested Development)、一十三十一、川本真琴などのプロデューサー、リミキサー、ドラマーとして活動。
また、Google、キユーピー、ユニクロ、SONY等のCMやテレビアニメ「坂道のアポロン」「スペース☆ダンディ」などの楽曲を制作。Toro Y Moi、Chet Fakerなど海外アーティストの前座やHennessy artistryでおこなわれたMadlibとの即興セッションも話題になる。
現在は U-zhaan × mabanua、Green Butter (budamunk × mabanua) などのユニットでも活動。
最も注目されている日本人ドラマー / クリエイター。