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岩崎 愛(シンガーソングライター)が選ぶ2016年 ベストアルバム

MONSTER─小谷美紗子

23区─bonobos

IKANIMO─ikanimo

The Hanging Gardens Of Beatenberg─Beatenberg

Good New Times─Gotch


普段、実はあまり音楽を聴きません。 なので恥ずかしながら新しくリリースされたものには疎かったりするのですが、一度ハマるとものすごい長い間聴きます。何年にも渡って。
自分のアルバムも今年に発売しましたが、誰かにとってそうだと良いなと思いました。

1.いつか誰かが言ってたことだけど、「一人での演奏が成り立っている人にバンドサウンドを付けることはすごく難しい。下手すると邪魔になる。
結局、そういう人の音楽は弾き語りが一番最高だ」って。
小谷さんのこのベストは、まさにそんな弾き語りアルバム。

2.新しいアルバムにはいつだってそのアーティストのやりたいことが詰まってる。このアルバムには特にパンパンにそれを感じた。すごく楽しくて、ハチャメチャかと思うと子守唄のような、異国の香りかと思いきや歌詞は東京の街の情景。なのに不思議な統一感を感じる。私的にとても明るい気持ちになれる素敵なアルバム。

3.優しい渋い声に細野晴臣さんを感じてしまい、譜割りの巧妙さ、それに乗る歌詞の面白さに一発でノックダウン。サウンドは至ってシンプルだけど、癖になるメロディー。Vo.のケイタイモさんは楽器はなんでもできちゃうし(ホーミーまで)さらに歌っても良い声だったなんて。かなり聴いてます。大好物です。

4.確かラジオで偶然一聴し、即買い。南アフリカのバンドで、本当に気持ちの良いトロピカルなサウンド。どの曲も美しいコーラスワークで、スローな曲では特に聴いているといつの間にか眠ってしまいそう。飽きずに何周も聴いています。このアルバムを大音量でかけて台所で料理しながら踊ったりしています。

5.きっとアジカンのソルファを皆さん押すのではないかと思い、迷いましたがあえてゴッチさんのソロを押してみました。私、先輩のソロ作が実はすごい好きで、前作もめちゃ聴きました。今回、バンド感が強まったサウンドになっていて、また前作とは違うテイスト。英詩が多かったのも面白かった。メロウな美メロはそのまま健在。次の作品も今から楽しみな後輩です。


Profile

岩崎 愛 (シンガーソングライター)

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WEB
www.iwasakiai.com
岩崎愛 / only in dreams

BIO
大阪府出身。ミュージシャンである兄の影響でアコースティック・ギターに出会い、2011年3月ストレイテナーの日向秀和を中心としたミュージシャン有志による震災支援プロジェクト・HINATABOCCOに参加。同年12月にはセルフプロデュース・アルバム『いっせーのーで』をリリースする。
2012年には後藤正文(ASIAN KUNG-FU GENERATION)のディレクションのもと『東京LIFE』をリリース。その年のNANO-MUGEN CIRCUITやCOUNTDOWN JAPAN 12/13にも参加。またRECORD STORE DAYやBLACK FRIDAYにアナログレコードにて新作を発表するなど 精力的に音楽制作&ライブ活動を行なっている。
そして2016年3月には初のオリジナルフルアルバム『It’s Me』をリリース。
また岩崎愛が作詞作曲を手がけ、歌唱する楽曲「すっぽんぽんぽん」が4〜5月にNHKみんなのうたに起用され、11月には再放送もされた。
アコースティックを基調にしたサウンド、彼女の肉眼を通して描き出される歌詞、温かくも芯の強い歌声の三位一体が織りなす音楽性が高く評価される気鋭のシンガーソングライター。2016年には楽曲提供の活動もスタートさせる。
好きなアーティストは荒井由美、キャロル・キング、ノラ・ジョーンズ、ジェーソン・ムラーズ、フアナ・モリーナ。


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