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YeYe が選ぶ2014年 ベストアルバム

1. Morning Phase─Beck

2. My Maudlin Career─Camera Obscura

3. Close to the Edge─YES

4. There's a Riot Goin on─Sly & The Family Stone

5. 愛の関係─Great3

6. Best of John Fahey 1959-1977─John Fahey

7. How I Knew Her─Nataly Dawn

8. まわし飲み─青柳拓次

9. The Knowledge Village of Life─ Senoo Ricky

10. <Very Best of Yardbirds─The Yardbirds
普段新しい"新譜"を見つけに行くというよりも、まだまだ自分が音楽を知らなさすぎて "こんな音楽あったんだ" の段階。なので2014年リリースのCDが数枚しかないのでわしがこの企画に参加してよいものか不安ですが、素直に今年よく聴いたアルバムを選びたいと思います。

01. Morning Phase / BECK
BECKという名前は有名すぎてよく知っていたけれど、音源を聴いたのはこれが初めて。吸い込まれました。朝起きて支度するとき、必ずこの音楽をつけたくなってた。

02. My Maudlin Career / Camera Obscura
歌いたくなるアルバムとはまさにこのアルバム。繰り返し繰り返し聴いては一緒に大熱唱。(家のリビングにてひとりで)

03. Close To The Edge / YES
高校生の時に「Fragile」の"South Side of the Sky"を聴いてからYESの虜ですが、とにかく大先輩なのでリリースがめちゃくちゃ多くて全部を網羅するにはなかなか追いつかない。一枚ずつ丁寧に聴きたいので、今年はこれを聴いてみました。そして安定のYES。こんなコーラスしたいしあんなテクニカルでまさに"エッジ"の効いた音楽やりたい。なんかYeYeは結局YESみたいになりたいんちゃうかて聴くたびに思う。名前も意図せず似てる、ありゃ!

04. There's a Riot Goin' On / Sly & The Family Stone
スライいま知ったんかい!という声が聞こえてきそうですが、自分は自分のペースで音楽を聴かしてもらいます。ある時テレビを観ているときに「世界の車窓から」"でこのアルバムに収録されている"Runnin' Away"が流れてきて、なんていい曲なんやと思って調べたらSly & The Family Stoneでした。YeYeにとってはじめてのファンク。

05. 愛の関係 / GREAT3
レーベルの先輩でもあるChocolat&Akitoの片寄さんのバンドGREAT3。アートでクールでなんか忘れられなくて、センスの固まったアルバム。音楽の良さもさることながら、とにかくこのアルバムのジャケットは今年というか最早今まで見たジャケットの中でもどストライクに好きなんです。なんでも片寄さんの夢に出てきた構図なんだそう。このアートワークに至った経緯までもがおしゃれ... 一体どこまでナチュラルにオシャレでクールなんですか!ううぅ... くるしい... おとうさーん!

06. Best Of John Fahey 1959-1977 / John Fahey
久しくインストゥルメンタルな音楽を聴いてませんでしたが、今年めちゃくちゃうまいギターを弾き語るおじいさんの音楽に出逢いました。しかもすごくリズミカルでメロディがワクワクするくらいにスルスルしてて、素麺みたいな。たまに薬味でエッジが効くような。ジョンフェイフィーの音楽がある生活、良い。

07. How I Knew Her / Nataly Dawn
言わずもがなわしが好きで止まないPomplamooseの片割れであるNataly Dawnのソロアルバム。しかもプロデュースにその相方であるジャック・コンテさん。良くないわけがない。最早Pomplamooseじゃないのか?と聴く前はそんな気持ちだったのですが、NatalyさんはNatalyさんの音楽でした。素晴らしいです。また憧れのミュージシャンが増えた...。

08. まわし飲み / 青柳拓次
久しく日本の音楽ってほぼ聴いてなかったんです。というか意図的に聴いてなかった。偏った考えですが、日本の音楽を聴いて影響を受けるのが怖いときがあって(うまく説明できないけどそんなときもあるんです)避けてきたとこがあったんですが、映画 「ホノカアボーイ」でビーさんが歌ってた "つきのにじ" がとても心に沁みて、調べたら青柳拓次さんに辿り着きました。そしてアルバムごと聴いてみたら、これまた最高だったんです。そんなにジャンルには詳しくないけど、沖縄を感じる曲も入ってるんですが、こんな沖縄音楽の解釈あったんだという驚きと感動。

09.The Knowledge Village of Life / Senoo Ricky
言わずもがな(2回目)、YeYeでドラマーを務めてくださっているsenoo rickyさんの会場限定ソロアルバム。リッキーさんはドラムを歌ってるかのように叩く。そんな人が実際にギターを爪弾いて歌うアルバムったらもうね、もっとね、ビビビッです。やられた。

10.THE VERY BEST OF THE YARDBIRDS / The Yardbirds
なんか暗い。テンポあるのになんか暗い。でもわし暗い音楽好きなんです。いつまでも暗いの聴いていたい。製作者側からするとYeYeでももっとバリエーションをもっとバリエーションを、といつもいろんなの詰め込みたくなるのに、途端にリスナー側にまわると抑揚も何もないようなひたすら暗い音楽聴きたくなる時がある。いや、このアルバムは抑揚あるんですけどね、なんかね、パッ!と出てくる感想の一言目が「暗い!」だった。その暗さに感じる闘争心的なものが好きなのかもしれない。
Profile
YeYe
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1989年生まれ。2011年に発売されたデビューアルバム『朝を開けだして、夜をとじるまで』は作詞作曲は勿論、全ての楽器の演奏までをセルフ・プロデュースで行い、オープニングを飾る「morning」が、α-STATIONを始め、ラジオ関西、鹿児島フレンズFM、FM徳島、FM三重の各局パワープレイに選出され各方面から高い評価を獲得。更に、翌年のCDショップ大賞では同作がニューブラッド賞を受賞。その後、後藤正文(ASIAN KUNG-FU GENERATION)のソロ曲「Lost」を始め、古川本舗、永野亮などといったアーティストの楽曲にもゲストヴォーカルで参加。また、キューピー「アヲハタ ジャム」、ららぽーと、日本郵政、任天堂3DSソフト「ファンタジーライフ」など数々のCMへの出演や楽曲提供を行うなど、その活動の幅を広げている。
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