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mabanua が選ぶ2014年 ベストアルバム

Michael─Les Sins

Innerworld─Electric Youth

TABLA ROCK MOUNTAIN(通常盤)─U-zhaan

Avalanche─Quadron

A Handshake To The Brain─Hawk House

Can't Be Forever Young─Gotch

Mr Twin Sister─ Twin Sister

No Fools No Fun─Puss N Boots

Girl─Pharrell Williams

Ballroom─TAHITI80

2014年は個人的に2013年以上に豊作の年だったのではないかと思います。
音楽業界の内情を嘆く人はとても多いですが、今年もこんなにたくさんの素晴らしい音楽が産まれた事に僕は幸せを感じます!

Les Sins 「Michael」
Toro y moiの別プロジェクト。ダンスミュージックが基本という事で移動の時間帯や家の掃除中など、何か体を動かしたい時はこのアルバムをずっと聴いてます。音数が多すぎず、少なすぎず絶妙なんです。
M4のNateSalmanの下手ウマ感がたまらない。

Electric Youth 「Innerworld」
映画「Drive」の劇中で流れていたのを耳にしてからハマってしまいました。
サウンド的にはいわゆる80年代ポップなのですが、今までにありがちなダンスミュージック的なノリノリの80'sでは無く、チル側というか、暖かくも煌びやかな80'sPopsを聴かせてくれるアーティスト。
M11のA Real Heroは映画と合わせて聴くと最高です。

U-zhaan「Tabla Rock Mountain」
ユザーン待望の1stソロアルバム。 Ametsubさんとの幻想的なM4WelcomeRainから、涙腺が緩くなる事必至のハナレグミによるM5俺の小宇宙まで幅広いゲストと音楽性を含んだユザーン活動歴19年の集大成。
個人的に教授とのTechnopolisが最高。
手前味噌ですがM3とM4で自分、ミックス&ビートアレンジで参加してます。

Quadron 「Avalanche」
Quadronの新作。 もう楽曲のアレンジが素晴らしく、かつ最高にオシャレ。
メンバーのロビン・ハンニバルはあのRHYEのメンバーでもあるためそのサウンドにも共通点が。
M1のLFTのサビ前の転調コード進行にはやられました。
M8にこっそりKendrickLamarがフューチャーされているのがにくい。

Hawk House 「A Handshake To The Brain」
ラッパーのTwigyさんから教えてもらって聴き出したHawkHouse。
JDillaの魂を受け継ぐと言っても過言ではない。
90年代後半の古き良きHiphopを奇をてらう事無く、現在進行形のもと体現しているすごく貴重な存在だと思う。
ちなみにイギリスのグループ、そしてMV&ジャケのセンスが超良い!M9のChillPillは是非聴いて欲しいです。

Gotch 「Can't Be Forever Young」
これは僕が裏から何かもらったわけでも無く笑、純粋にいちリスナーとしてあげたい作品です。
Gotchさんから感じるたくさんの音楽的バックボーン、色彩豊かな曲の数々。
個人的にAspirinが大好きな曲です。
また日本語詞の素晴らしさ、言葉の表現の大切さを教えてくれた作品です。
タイトル曲の「Can't Be Forever Young」は是非、恋人や夫婦で一緒に聴きましょう!

Mr. Twin Sister 「Mr. Twin Sister」
諸事情によりTwin SisterからMr. Twin Sisterに改名になってしまったTwin Sisterの新譜。
以前までのTwin Sisterは生演奏を主体としたバンドサウンドだったけれど、今回からは打ち込みが中心のシンセポップに変貌。 アンドレアのボーカルも意外にもこういうサウンドにピッタリなのだなとビックリしました。
M2のRudeはそういう意味で一番好きな曲だし、M3のIn the house of YesはノレるTwin Sisterという事で最高!

Puss N Boots 「No Fools, No Fun」
数あるノラジョーンズのサイドプロジェクトの中では一番好きかもしれないです。
女性3人組ということで、ここに一人でも男が入り込んでいたらこういう雰囲気は出せないのではと。
全体のノリというかグルーヴにそれを感じました。M3のTheBandのカバーがとても良い!そしてM8のJesus,Etc.のラストのコーラスのリフレインにうっとり来ます。

Pharrell Williams 「Girl」
このジャケの感じは賛否両論あると思いますが笑、やっぱりこの人の音は大好きです。
音の話になりますが一般的なブラックミュージックに必要とされる超低域が無くてもこの人の曲は成立してしまうんですよね。 そこが意外とジャンル問わず、いろんなに人に聴かれるポイントだったりして。
M2はその代表格だし、M7のストリングスアレンジが超かっこいい!

TAHITI80 「Ballroom」
もはやPuzzleを引き合いに出す必要も無い程、音楽的に成熟したTAHITI80。
このアルバムも本当にメロディセンスが良く、今までにないボーカルを少し奥まらせミックスもバンドの音とうまくまざっていて聴いていて本当に気持ちがよいです。
M1のCrushやM6のMissingが特に最高!先日の来日ライブも良かった。


Profile
mabanua
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mabanua (マバヌア)

ドラマー/ビートメーカー/シンガーという他に類を見ないスタイルの日本人クリエイター。全ての楽器を自ら演奏し、ジャンルに捉われない音創りがJurassic 5やArrested Developmentなど世界中から絶賛される。
レーベルメイトShingo Suzuki (Bass)、SWING-O (Key.)、渥美幸裕 (Gt.)と共に月刊でアルバムをリリースするプロジェクトやShingo Suzuki、関口シンゴ (Gt.)とのバンド、Budamunkとの、タブラとドラムの打楽器デュオなど積極的なコラボワークを展開。
ソロとしても、2012年に発表した2ndアルバム『only the facts』のロングヒットをはじめ、Gotch、Chara、さかいゆう、TWIGY、七尾旅人、福原美穂、BENI、清水翔太、川本真琴、AISHA、Eshe (Arrested Development)、Chet Fakerなどのプロデューサー、リミキサー、ツアードラマーとしても活躍。また、アニメ「坂道のアポロン」や、UNIQLO、Google、イオン、キユーピーなどのCM曲を手掛ける。 2014年はさらに、Madlib、Toro Y Moi、Ray Barbeeら海外アーティストとの競演、アニメ「スペース☆ダンディ」にて泉まくらとのコラボ楽曲の発表など活動の幅をさらに広げる。
現在最も注目されている日本人ドラマー / クリエイター。

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