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後藤正文(ASIAN KUNG-FU GENERATION) が選ぶ2014年 ベストアルバム

Early Riser─Taylor McFerrin

Crush Songs─Kalen O

A Letter Home─Neil Young

Above the Clouds of Pompeii [10 inch Analog]─Bear's Den

踊ってばかりの国─踊ってばかりの国

Morning Phase─BECK

Volume I & II─Streets of Laredo

III─三輪二郎

Salad Days─Mac Demarco

LOST IN ALPHAVILLE─The Rentals
レコードで音楽を聴く機会が増えた一年でした。世間にリリースタイミングよりも少し遅れて手にしたレコードに針を落として、ヘッドフォンではなくてスピーカーでじっくり楽しむこと。忙しいスケジュールのなかでも、そういう時間が僕にとっては至福でした。

選んだ10枚は、どれもこれも、今年よく聴いたアルバムです。統一感がないようで、あると思います。2枚選ぶのはなんだなと思って、敢えて外したニール・ヤングの去年のライブ盤『Live at the Cellar Door』もよく聴きました。10枚にあげた『A Letter Home』はジャック・ホワイトと作った作品なのですが、この作品とKalen Oの新譜はレコードというモノに対する愛に溢れた作品でとても感動しました。買って良かったと本当に思えた作品です。2013年のアルバムだったので外したBlind Boys of Alabamaの『I'll Find a way』もよく聴いた1枚です。

また、Weezer(10枚には入れなかったですけれど)とレンタルズの新譜がとても良かったです。僕の青春時代のヒーローであるリヴァースとマットが、1stアルバムから地続きであるような素晴らしい作品を同じ年にリリースしたことも、今年のトピックですね。感慨深い。レンタルズのレコードは細部まで想いが行き届いていて、本当に音が良かったです。マットの並々ならぬこだわりを感じました。是非、LPで手に入れて欲しい1枚です。

あとは、手前味噌ですが、『Can't Be Forever Young』と『Live in Tokyo』というアルバムをリリースできたことが、今年の僕の一番大きな出来事でした。音質チェックやミックスなどを考えると、実は、最も聴いたアルバムはこの2枚です。笑。
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後藤正文(ASIAN KUNG-FU GENERATION)
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