そんな、根っからの天の邪鬼的な性分で総括してみたら、なんとも、あら、不思議な10枚に。くるり、中村一義、 曽我部恵一BAND、七尾旅人、SNAKE ON THE BEACH、LAMA。この6アーティスト。ロックがマイノリティとなる以前の、1990年代の後半にデビューしたアーティストなのです。日本のロックが洋楽と同時代性を伴っていたあの時代から、ずっと、紆余曲折、浮き沈み。分裂、離散。融合、邂逅を経て辿り着いた2012年に、キャリア史上最強の作品をドロップしていたという事実。ようは、“ガラパゴス化”という事象を取っ払う力を持っていたのは、歴史の生き証人である彼等だったのかもと。そう実感させられました。 そして、それ以外のアーティスト。Czecho No Republic、uminecosounds、DUB STRUCTURE #9、木箱。この4アーティストは、全く持って“ガラパゴス化”なんてものとは無関係の地で音を鳴らしていますし、ロックがマイノリティ化したからこそ、自らの音楽というものを自らの感性に正直に純粋に向き合えて。外界と化したと言われてしまっている、同時代の洋楽との架け橋をも担えるほどのクオリティを備えているのです。
1971年生まれ。1999年頃から本格的なDJ 活動をスタート。
ロッキングオン主催の「ROCK IN JAPAN FES. 2001」、「COUNTDOWNJAPAN 03/04」にRESIDENT DJ として出演以降、現在に至るまで毎年連続出演を続けている。
他にも、2004年から、オフィシャルサイト「ALL IS LOVE IS ALL」を立ち上げて、音楽ライターを中心とした様々な活動を行う。主な活動として、音楽専門誌「MUSICA」創刊号から現在に至るまで、ディスクレビューを執筆中。
DJ としては、類い稀なるビート感を駆使して、選曲した楽曲に込められたメッセージ性やクオリティを損なうこと無く、心や魂にまで響かせるプレイをもとに、フロアに歓喜の渦を巻き起こすテクニックで、様々なリスナーやオーディエンスに人気を博し続けている。 WEB
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