青野圭祐 が選ぶ2012年 ベストアルバム
1.
BABY ACID BABY
─ART-SCHOOL
2.
対音楽
─中村一義
3.
ミュージックシーン
─メレンゲ
4.
現象の花の秘密
─平沢進
5.
Moth
─Exlovers
6.
ランドマーク
─ASIAN KUNG-FU GENERATION
7.
Destroying Beauty
─killing Boy
8.
Aufheben
─The Brian Jonestown Massacre
9.
Falling
─Seapony
10.
Attack On Memory
─Cloud Nothings
皆様、あけましておめでとうございます。今年も宜しくお願い致します。2012年度のベスト選盤も、11年度同様にミニアルバムや再発盤・編集盤などを除いて選出させていただきました…が、やはり今回も10枚に絞って選ぶのは難しいものでした。
12年度は、邦楽/洋楽別で各10枚は自分の中で考えられていたのですが、総合で10枚にしてみると、11年度とは逆で、やや邦楽を選出することが多かったよ うに思います。今回、邦楽から選ばせていただいたアルバムについては迷いどころがなかったのですが、洋楽からのそれは少し迷いました。10 枚めはCloud Nothings『Attack On Memory』を選出しておりますが、この座はもしかしてBest Coast『The Only Place』かSpiritualized『Sweet Heart Sweet Light』が占めていた可能性もあります。
何はともあれ、11年度同様に選出させていただいたアルバムの中では、only in dreamsでレコメンドさせていただいたものもありますので、気になるアルバムがあれば是非チェックしてみて下さいね。
…とは言ってみたものの、昨年は(特に下半期からは)あまりレコメンドを書けておれなくて、申し訳ございません…!!今年はまずは、このベスト10枚に挙げさせていただいたアルバムの中から未レコメンドのもの、「これは取り逃してはいけないだろう」というアルバムから、後追いになってしまいますが、レコメンドさせていただければ幸いです。特に、ベスト1に挙げさせていただいたART-SCHOOL『BABY ACID BABY』や平沢進さんの『現象の花の秘密』はリリースから少し時間が空いておりますが珠玉の作品としか思えない!といったようなアルバムなので、レコメンドできれば…と考えております。
なお、少し私事になってしまい恐縮ですが、昨年は自分自身、色々な物事に対しての考え方が広がった一年で、かなり多忙ではありましたが、多岐のジャンルに渡って、勉強して学ばせていただく機会が本当に多い一年でした。その中で、種々の物事にその都度潜っていきながらも、色んなものの中を流れるように渡っていって、終盤になると一周して元いた場所付近に戻ってきたような一 年だったように思いますので、'12個人ベスト・ソングは2枚目に選出させていただいた中村くん『対音楽』から「流れるものに」になりました(余談です が、諸々ひっくるめた上で私情に最も近かったのは3枚めに挙げさせていただいた、メレンゲ『ミュージックシーン』だったかも知れません)。
さて、昨年からonly in dreamsもレコメンダーがさらに多く参加されて、僕自身一読者としてもレコメンドページがさらにとっても面白いものになっていることを実感しております。また僕も、年始は自分のバンドのフルアルバムのレコーディングが最終段階でリリース予定だったり、プライベートでも諸々クリアにしていく物事が多かったりと 少々慌ただしいですが、落ち着きましたら、昨年以上にどんどんレコメンドを書かせていただきたいと思います(もちろん、これは!と思う作品がリリースされたら落ち着いておらずともレコメンドさせていただきます。笑)…!! 13年は素敵な音楽に出会えますように。それでは改めまして、今年も何卒宜しくお願い致します…!!
Profile
青野圭祐
京都の郊外よりCOOKIE SCENE誌をベースに各種メディアで音楽の書き物をしたり、Goodbye Our Bathroom Sketchesというインディ・ロックバンドでギター/ヴォーカルをしたりしている、22歳です。細々と大学生もしています。
US北西部(シアトル)と愛媛県、アイスランドが好きです。 アイコンはイラストレーターの岩沢由子さんに描いていただいております。
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