fyk
1.
Subiza
─Delorean
2.
Lucky Shiner
─Gold Panda
3.
In Advance of the Broken Arm
─Marnie Stern
4.
What It Means To Be Left-Handed
─Mice Parade
5.
Contra
─Vampire Weekend
6.
The Suburbs
─Arcade Fire
7.
Halcyon Digest
─Deerhunter
8.
みんな死ね
─神聖かまってちゃん
9.
Let It Sway
─Someone Still Loves You Boris Yeltsin
10.
stars in video game
─oono yuuki
テキストファイルを開いたり、閉じたりしながら選んだ5枚。順不同です。
今年は気に入ったアルバムが沢山あって、本当に最後まで決めきれず。
テキストを開くたび順位が変わったり、ランク外にあったのを「やっぱ上に…」なんて優柔不断の繰り返しでキリがないので、これで心を決めました。
正直、「いつになるんだ?」って感じではありますが、今回ベストに選んだアルバムは、おいおいリコメンドでご紹介しようと思うのでコメントは割愛。
次点についても同様です。でも、どれも本当に良い、素晴らしいアルバムなので「リコメン待てない!」という方はぜひ、自身の耳で確かめてみてほしいです。ホントにどれもお奨めです。
それでは以下、ベストを選びながら思ったことを。
単純に「最も繰り返し聴いた」ってことで言うとAriel Pink's Haunted Graffiti『Before Today』がダントツだったですが、これはベストというよりオールタイムフェイバリットという感じなので選外。
あと、最後まで悩んで結局ベストに入れなかったのが、神聖かまってちゃん『みんな死ね』、Joanna Newsome『Have One on Me』、The Drums『The Drums』の3枚です。
かまってちゃんは本当に好きで。音源聴いて「いいな」と思ってたけど、サマソニでライブを観てますます好きになったアーティストです。彼等をいいなと思う理由はいろいろあるんですが、一番の理由はの子君が、自分のために音楽をやっているところ。自分の心に素直であろうとする姿に、強く惹かれます。
Joanna〜はこれまでのハープ主体の演奏から広がりをみせた内容で、楽曲の良さや唄の素晴らしさはもちろん、もはや国宝レベルというか。本作をもってアーティストとしてひとつの完成形を見せてくれたように思います。
そしてThe Drums。これは、2010年の特長でもあるサーフ系(?)の中で最もよく聴いた&好きだった1枚。サマソニで観たら意外と体育会系でビックリでしたが、美メロ+スカスカした音作りが耳に新鮮で、少ない音数で「80年代アノラック的ポップソングを現代の若者がやってる」っていうのが良かったです。ちょっと意表を突かれました。 あと西海岸系(?)って言うのかな、サーフ×ガールズグループ的なBest Coast周辺の音も良かった。あの辺だと個人的にTennis『Baltimore -EP-』がベストです。
ここ数年は日本人のアーティストもいい曲、いいアルバムを作ってくれていて。泣く泣く選外に追いやった、福岡史朗『朝のステーキ』、星野源『ばかのうた』あたり。もう、相当良かったので、邦楽好きな人にはこちらもお奨めしたいです。
あと今年、本来なら(自分の嗜好的に)必ずベストに入れるであろう、M.I.A.、Sleigh Bells、Crystal Castlesあたりを迷いなく選外にできた自分にも驚きました。
全体的に、上位に選んだアルバムってどれも「キラキラ感のあるメロディアスな音」ばかりだなあ、と。いまこうやって文章を書きつつ振り返ってみて、やっと「2010年の気分」を再確認できたように思います。
この一年に生まれた名盤が、また新しい音楽に繋がっていくんだなと思うと感慨深い。そんな感じです。
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fyk
エロ雑誌の編集を生業に、フォトグラファー、コピーライターとして細々と活動中。 好物はねこと生肉。 「ねこよ、1年365日いつでも私の胸に飛び込んでこい!」という、熱いハートの持ち主でもあります。
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