logo
猪股ヨウスケ(Dr.DOWNER) × 後藤正文(ASIAN KUNG-FU GENERATION)ー対談-
img_title
──横浜や横須賀って、バンドが盛んなイメージがありますけど、どういうところに特色があると思います?

猪股「都心に近いんですよ、横浜って。普通にライブしに行けるし、戻ってきたら地元だから、地方都市の特色と、東京のバンドの特色と、両方持ってるっていうか。地方の人って人間関係が大事じゃないですか。なお且つ東京にも出ていける環境があって、そういったバンドは盛んなのかもしれない。でも、どうなのかな?」

後藤「パンクは、僕らが大学の時から盛り上がってたよね。お客さんたくさんいて、凄いなと思ってたけど、俺らみたいなバンドがやるとこはないんだよね。CLUB 24があった時は出てたけど、よっぽど売れてる奴らじゃないと埋まらなかったし、俺たちが普通にブッキングとかで出てもガラガラだから。自分たちでイベントを打つしかなかったもんね。猪股みたいな音楽性だとFADとかかぼちゃ屋で、独自のパンクコミュニティがあって。でも、当時はハードコアパンクとかだもんね」

猪股「ちょっと重いやつだね。ミクスチャー、山嵐とか」

後藤「俺たちはやる場所はなかったから、下北や渋谷に出てったんだけど」

猪股「俺たちはパンクバンドだったからさ。でも練習してる場所は一緒でしたね」

後藤「最近なら、FADやかぼちゃ屋でも、出ずらさはない気がする。チョモ(QomolongmaTomato)とかもさ、パンクっていうよりはオルタナだし」

猪股「確かに」

後藤「そういうバンドも増えてるし。相変わらず、根っこがパンクな人はいっぱいいると思うんだけど、音楽性は増えてきてるから。それは時代なのかもしれないね」

猪股「時代だね、きっと。たまにかぼちゃ屋のブッキングに遊びに行ったりするんだけど、面白いバンドいたりするし」

後藤「そもそも日本語パンクが昔はいなかったよね。ハードコアならいたけど」

猪股「うん、完全にメロコア。キャプヘジ(CAPTAIN HEDGE HOG)、REACH、SHORT CIRCUIT。うちの小石くんが、そのへんが超好きで」

後藤「いっぱい見たね。LINKとかも最初そのへんだったよね」

猪股「でも俺は、そこらへんが盛り上がってた時は、横須賀でライブをやってなかったような。前のバンドの時は、その盛り上がりが嫌で(笑)、東京でやってました。三茶や20000Vとかだけどね」

NEXT / BACK


INTERVIEW TOP
MAGAZINE TOP
[MENU]
NEWS
DISC
ARTIST
MAGAZINE
MAILING LIST
CONTACT
HOME

Copyright(C) Spectrum Management Co.,Ltd. All rights reserved.