環ROY × 後藤正文(ASIAN KUNG-FU GENERATION)ー対談-
今年3月にリリースした2ndアルバム『BREAK BOY』で話題の新鋭ラッパーとして注目を集めている存在でもあり、7月21日(水)からスタートする「NANAO-MUGEN CIRCUIT 2010」 Zepp Tokyo公演にゲスト出演する環ROYと後藤正文との対談インタビュー!環ROYの音楽的ルーツや後藤と環の現在のスタイルなど、対談を通して語ってもらいました!
(司会・文・構成/only in deams編集部)
──後藤さんと環さんは、本日初対面になるんですよね? そもそもお二人はTwitterで交流が始まったんですよね?
後藤正文 「ROY君とは今日が初対面だね。きっかけは、Twitterで僕が“環ROY君の音源が素晴らしい"という事を呟いたら、“ROY君本人もTwitterやってらっしゃいますよ"って聞いて。それで挨拶させてもらったんだけど」
──元々、環さんの音源を聴いていたんですか?
後藤 「YouTubeで初めて見てかっこいいなと思って、音源を買って。2009年に連続で3枚リリースしたのを聴いて、その中でエレクトロっぽいのを一番カッコイイって思って。そのころ、S.L.A.C.KとかPSGとか鎮座DOPENESSとかみんなスタイルが独自ですごいなと思っていて。オルタナティブなロックが出てきたころの感じに似ているなと思って。今ここが、一番面白い人たちが集まっているんじゃないかなって思ったんだよね。ミュージシャンとしての感覚もそうだけど、リスナーとしての感覚として、“わっ、すごい!"って思った」
──環さんの音源を聴いて、特に惹かれたところは?
後藤 「最初に関心したのは、フリースタイルであんなに言葉がポンポン出てくるってことかな。どことどこが結びついているのかなと。自分は曲とか書いてると先に音楽が出てきて、詞は書くのが遅いから。しかも、ROY君は即興で韻も踏んでいるし。もちろん、いろんな訓練とかもあるんだろうけど、そのフィーリングがヤバイなと思って。普通にすごいなって思って」
──後藤さんが、そんな風に「ヤバイ、カッコイイ!」と呟いているのを聞いて環さんは?
環ROY 「アジカンのアルバム『君繋ファイブエム』とか『ソルファ』を、'06年くらいに、チャリ漕ぎながら聴いてたんですよ(笑)。だから、そんな風に言ってもらっているのを聞いて驚きましたね。僕、あんまり緊張しないんですけど、結構今は緊張してます(笑)」
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