後藤正文(ASIAN KUNG-FU GENERATION)─2011.3. 1─
10代でデビューし、「期待の新人」と日本でも音楽雑誌などで大きく取り上げられていたCajun Dance Party。サマーソニックでライブを観て「10代なのに凄いなぁ」と、その才能と将来性に感動と嫉妬混じりの気持ちを抱いていたのですが、いつの間にやら解散してしまったわけなのです。残念。
ですが、Vo.のダニエルとBassのマックスが中心となって、新しいバンドを結成していたことを先月知りました。その名も「Yuck」。これは英語だと「オエー!」とか「ゲーッ!」とか、そういう意味なのだそう。そういう「オエー!感」は、アルバムのアートワークにも現れているような気がします。私はそのアートワークを観て購入を決めたわけなのですが。
アルバム「Yuck」の中から、"Georgia"のミュージックビデオを。
Yuck - Georgia from
Yuck on
Vimeo.
浮遊感のあるパワーポップという感じが良いですよね。男女のツインボーカルも私の好みのツボを刺激します。歪んだギターが耳の側ではなくて、奥のほうに配置してあるところも好きです。そういうところが浮遊感に繋がっていますよね。
全曲試聴も出来ます。なんと太っ腹なことか。
Yuck - Yuck by Yuck
ひとつのバンドを解散させて新しいバンドを始めたとはいえ、まだまだ20代前半(もしかして、まだ10代?)でしょうから、末恐ろしいものです。日本でも、最近は面白い10代のバンドが沢山世に出てきていますよね。本来、ロックはユースカルチャーだと思うので(オッサンも負けないぞ!という気持ちもありますが)、こうして若い才能が活躍するところを見ると、なんだかワクワクします。自分は10代の全てを悶々とすることだけに使ってしまったけれど、こうしてアウトプットしている子たちを見ると嬉しいし、羨ましく思います。
屈折しながらキラキラと輝いている。Yuck。最近のお気に入りです。
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