nerisuke─2012.12.16─
今年、前田敦子 が 「君は僕だ」 を歌ったという事実が凄く好きだ。楽曲が、とかではなくて、"前田敦子" と "君は僕だ" というフレーズの組み合わせ自体が心を震わせる。
AKB関連の曲自体に感動した事はハッキリ言って無い。PVや動画、誰かが感情移入した文章などを読んだりして勝手に妄想が広がっていって、最終的にやっぱり、生き様としか言いようがない何かを感じるのだ。生きざまを舞台で表現するのがプロレスだとしたら今年のプロレス大賞は前田敦子でいいんじゃないかとすら思う。
今年、なぜか3枚もアルバムをリリースしたGREEN DAY。
正直意味が解らなかったけど、達人の域に達した人たちのやる事なので、もうありがたく頂戴するしかない。
かなりフラットな状態で聴いた1枚目「UNO!」。やはり、とんでもないクオリティーだ。でも、そんな好きじゃないかも。
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2枚目「DOS!」。1枚目とは何かが違う。
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言葉で表現しづらい。でも、「DOS!」の方が自分にフィットしてるし、好きだ。それをなんとか言葉で表現したくて、「UNO!」と共に何度も聴くうちに2枚とも大好きになってきた。そしてなんとなく自分なりの仮説を立て始める。
3枚目「TRE!」。仮説になんとなく確信が持てたような気がする。
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GREEN DAYは大きく3つの時期に分けられると思う。『Dookie』までの、自分たちの居場所を作るための所謂 "オトナ" との戦いの時期。『Warning』までの、急激に受け入れられた事に対する疑心と不安との戦いの時期。そして、『American Idiot
』から現在までの収穫とも言うべき時期。それぞれの時期のアティテュードを持って、現在の自分たちがアルバムを作ってみたらどうなるかという方針の元に作ったのが今回の3枚なんじゃないかと思う。あくまでも”現在の自分たちが”、という。
そう考えると90年代後半をGREENDAYと過ごした自分に2枚目がフィットしたのも、なんとなくうなずける。 自分たちを疑いながらもそれを飲み込んでポップな曲に昇華してた時期だ。
整理すると、「UNO!」のテーマは ”君は誰だ” という事になるのかな。 DOS!」のテーマは "僕は誰だ" 。そして「TRE!」のテーマは "僕は僕だ" になるんじゃないかと思う。
でも、そんな3枚を通して感じるGREEN DAYの歴史というのは終始、"君は僕だ" というメッセージに他ならないわけです。もう、プロレス大賞決定すね。
ま、歌詞もなんも読んでないんでホント自分の妄想でしかないんですけど。
でも、この3枚はそうやって友達みんなと感想を言い合ってみるのがいいと思う。ま、そんな友達いない自分だからこそ、こうやって妄想してるわけなんですが(笑)、世界中のそんなロンリーボーイたちの人生に寄り添ってきたのがGREEN DAYなわけですよ。
できれば各アルバムことどころか各曲全部について語りたいところですが、そんな友達は・・・(以下省略)。
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