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THE FALL
GORILLAZ

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nerisuke─2010.12.28─

今年あんなに濃いぃアルバムをだしたばかりのGORILLAZがなんともうアルバムをリリース。しかもこのアルバム、デーモン・アルバーンがすべて i-pad で作った代物で、しかもクリスマスにリリースで、しかもしかもフリーなんです。タダです。無料です。 

こちらのサイトにアドレスとか入力すると聴けます。

1曲目の”Phoner To Arizona ”のPVはこちら。

 
このPVからもなんとなくわかるとおり、GORILLAZがアメリカツアーしてる時にその日記的にデーモンが作った曲達をまとめたものなんです。非常にザックリとした曲ばかりなのですが、もうすでにポップスの方程式を習得してしまっているのでクオリティーがハンパないです。個人的なハイライトは4曲目の”DETROIT”から5曲目の”SHY-TOWN”。特に歌無しのほんっとにザックリした作りの”DETROIT”は南斗だか北斗だか知らないですけど、マジで奥義を取得してしまっているかのようなシンプルな名曲。ピカソの晩年の作品のように、何かを悟ったかのようですらある。

この域に達してるのは今だったらデーモン・アルバーンとカニエ・ウエストだけでしょう。この二人は世界中のミュージシャンの中でも見えてる景色が違いすぎる。頭1個どころの話じゃなくて5馬身差くらいついちゃってる感じです。

音楽を音楽としてだけ捉えてないんですね。多分、指揮者に近いんだと思う。音楽というフィールドの色んな要素のバランスをとれる人達なんだと思う。

今年は世界中のメディアのベストアルバムをカニエの新譜がほぼ独占した形になりました。ちょっと不自然なくらいでしたけど、聴けば納得せざるを得ないアルバムです。

なのに、GORILLAZがほぼ無視されるという状況が不思議でなりません。作為的な雰囲気さえ感じます。でも、そんな理不尽な状況のなかでも我関せずと誰も追いつけない速度で音楽の新しい在り方を提示し続けるデーモンはかっこよすぎます。

今、どうせiPhone とか持ってるなら、スっとこんな無料試聴を聴いてたらかっこいいぞ。

ま、自分は持ってないんですけど・・・。いいかげん買わなきゃな。

多分このレコメンドが今年最後の更新です。読んで頂いた方々、ありがとうございました。来年も誰かの音楽生活の何かの足しになれればとおもいます。年始から、楽しみな新譜盛りだくさん!




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  • nerisuke(2010.12.28)