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Schwarzenegger
[Champagne]

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古田琴美(TOWER RECORDS SHIBUYA)─2012.7.12─


[Champagne]3rdアルバムからのリカットシングル「Kill Me If You Can」リリースに合わせて、アルバムもレコメンドさせて頂きます!

まずはこのMVを。

 
 
イントロの"高揚感"、サビに向けて"威嚇"しながらリスナーを"攻め続ける"サウンド。今作初披露となるフラミンゴギターの使用や、ギター並のメロディを奏で、この楽曲の肝となるであろう激しいベース音とドラム。

更に、"親愛なる敵君へ"(M-4「Dear Enemies」)、"殺れるもんなら殺ってみろ"(M-11「Kill Me If You Can」)と、次から次に聴く者を"挑発"し、vo.gt川上の日本人離れした"ソングライティング力"と"野心"が、想像以上にアルバム全体に炸裂しまくっている。"今のくだらない音楽シーンは俺らが切り拓いてやる"という意志が楽曲全体にブッ放されています。


そして、エンディングに向けて最大の肝となる大名曲、「Kids」。

 

静寂なギターの旋律からスタートする楽曲は、今までの彼等では決して産まれなかったであろう"壮大なメロディ展開"が繰り広げられており、エンディングに向けて更に気持ちが高揚していくのです。

そして、序盤の"攻め"からは一転、最後には"誰かと繋がりたい"と、歌う「真夜中」。

彼等の"最大の魅力"は、"野心"を持ちながらも、楽曲の合間に魅せる、"孤独感"と"切なさ"だと思います。何故こんなにも自信に満ち溢れているのに、"泣きのメロディ"を産むのか。

それは、まだまだ現状に"満たされていない"からなのではないでしょうか。

今作には、たくさんの人に"楽曲を聴いて欲しい"、"俺らを愛して欲しい"というメッセージが1つ1つの楽曲に詰まっていて、常に彼等は"自分自身"と闘っている。そして、その"自分"を超える日が来ることが、いつの日か、全世界で"共感"を得ることだと、私は思います。
 
"世界一のバンドになる"という目標。今作は、その可能性にまた一歩近づいた作品となったでしょう。

今作はリカットシングルに合わせて、[Champagne]を初めて知ったという方にも、このアルバムも是非聴いて欲しいという想いを込めてレコメンドしました。

以前こちらで書かせて頂いた、「言え」と「spy」も収録され、アルバム発売当初は当店でも大展開をしていましたし、発売月のタワレコチャートでは全国総合1位、オリコンウィークリーチャートでも初登場10位を記録し、未だにロングセラー中の作品。

今からでも遅くないので、まだ聴いたことのない方は、是非このタイミングで聴いてみて下さいね!


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■RECOMMENDER

  • 古田琴美(TOWER RECORDS SHIBUYA)(2012.7.12)