奥浜レイラ─2011.2.27─
新人レコメンダーの1枚目、ということで気合いを入れましてこのアルバム、
THE GO! TEAMの"ROLLNG BLACKOUTS"を聴きながら書き始めたのですが・・・困った、全然筆が進みません・・・。
なぜかって、歌っちゃうんですよね、ついつい。1曲目の"T.O.R.N.A.D.O"から、ノリに乗って大熱唱。そんな訳でまずはビデオを観て頂いて、私と一緒に歌ってください。初見でも、後半から歌えてしまうと思います。
勢いがありますね。巻き込まれます、トルネードだけに。
と、こんな曲でスタートするんですが、この先も実にカラフルです。曲ごとにボーカルが入れ替わるというのもありますが、聴き進めると様々なテイストがミックスされていることが分かります。これがまた面白いんです!
60'sのガール・ポップ風あり、サイケデリック・ヒップホップあり、教会で録音されたゴスペルソングあり、地域のブラスバンドによる演奏あり・・・。もう、何でも有り!ゆるいのから激しいのまで、なんでも取り揃えてお待ちしています、そんな雰囲気。本当に文字通り、1曲1曲カラーが違うので、曲が始まる度に、次はこう来たか!と驚かされること数回・・。
日本人を含むメンバー構成ということもありますが、今作は日本人の参加が目立つのも特徴です。Deerhoofのサトミさんもゲストで参加し、このミクスチャーアルバムに日本のエッセンスもプラスしています。
この曲がまた、可愛いんですよね〜。
サトミさんのOL姿も貴重。このビデオを観ると、日本のバンドにも思えてきます。以前、
the pipettesにはまった経験のある私は、この辺りの感じがツボでした。いや〜ドットのワンピース着て、手袋して、ポニーテル姿で歌いたい。
このアルバムのミクスチャー加減、なんでもかんでもジャンルに括り付けたがる私への挑戦状かとも取れます。というか、そもそも私自身もミックスです。それで、ナニ人なの?と聞かれ、の半笑いで答える感じに、このアルバムは似ている気がする。「ジャンルってなにー!うっとおしいわー!」そんな気持ちがバンドの根底にあるような気がして、私は惹かれるのかもしれませんね。あくまでも私の想像ですが。
とにかく、全体に溢れる高揚感がクセになります。そして聴いていて時々思い出すのは、幼い頃に観ていたセサミストリート・・その懐かしさ。何度聴いても飽きないんです。まして自分の脳内で何度も歌っているのにも関わらず、全然色褪せないのですから中毒性があると言っても良いでしょうか。
5月の来日公演まで、聴き続けたいと思います。今回のパフォーマンスも面白いことになるんじゃないかと期待。地元のブラスバンド(20人)は来るのか!?そしてゴスペル隊は!?
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