古田琴美─2016.6.22─
小山田壮平、長澤知之、藤原寛、後藤大樹により結成されたバンド、AL(アル)の1st Album「心の中の色紙」が本当に素晴らしい。
AL「花束」MV
CDを再生した瞬間、涙が溢れた。
長い間、ぽっかりと穴の空いた心の隙間にその音が、その声が入り込み、私は涙が止まらなかった。音楽ってこういうものだよなあ。心からそう思った。最近失われていた何かを代弁して歌って、奏でているかの様に、私の心を潤していく。
いつもこうしなきゃ、ああしなきゃ、と追い風立てられていた生活から、そっと抜け出した様な、安心する音。
「君は君のままでいいんだよ」
そう言われている様な気さえもする。
たくさんの音を詰め込まず、シンプルなメロディと歌声。それだけでも、心に響いてくる音楽はやはり素晴らしいし、説明しようがない。感じるだけだと思う。
生きている間にALというバンドに出会えて、彼等の愛おしい音楽を聴けて、私は幸せ者だなあと思えた瞬間だった。
この素晴らしい音楽が、たくさんの人の心に届きますように。
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