古田琴美(TOWER RECORDS SHIBUYA)─2014.7.23─
忘れもしない4月24日木曜日、渋谷クラブクアトロのライブにて、ミラーマンからバンド名を改名した大阪在住5人組バンド、ボールズ。
彼等のメジャーデビューアルバム『スポットライト』が、前作『ニューシネマ』の内容を遥かに飛び越え、高らかに「歌」を万人に届ける素晴らしい傑作を完成させました。
まずは以前に
レコメンドした前作『ニューシネマ』より、「YOUTH」のMVをご覧下さい。
このMV、見覚えある方もいるでしょう。
私はこのMVでボールズの音楽(当時はミラーマン)に出会い、心を鷲掴みにされて、『ニューシネマ』を発売前から店頭で大プッシュしました。そして、今作『スポットライト』は “前回よりも大きい展開を” と大物メジャーアーティストと同じ日のリリースだったのにも関わらず、更に異例の特大展開を敢行しました。
前作『ニューシネマ』の際にも行った1F入口外正面特大モニターにて『スポットライト』収録のリード曲「通り雨」MVも放映!
こんなにも大きく展開することの意味は簡単で、「本当に”内容”が素晴らしかったから」たったその一言に尽きるのです。
昨今、こんなにも「歌」が心に突き刺さるバンドが居たでしょうか。そして、真っ直ぐに自分の想いを伝えるバンドが居たでしょうか。リード曲の「通り雨」を1曲目に配置しているところにも、彼らの意志が感じられます。
彼等の目的はたった一つで、「自分たちの音楽が沢山の人に伝わることで、自分たちがカッコ良いと思う音楽が、世に知られる機会を作りたい」それだけです。それが自分たちのためになることも勿論わかっているし、彼等は、その為に努力を惜しまないのです。今作の『スポットライト』を聴けば、その気持ちがダイレクトに伝わってきます。
前作『ニューシネマ』では “街” を歌い、今作『スポットライト』では “人” を歌っているとインタビューなどでも話されていますが、全作詞を担当されているVo.Gt 山本さんの歌詞は人懐っこく、日常に染まるようで染まらな、絶妙な風景が目に浮かんで、読んでいてとても切なくなります。
そこが聴きやすさでもありますが、ガツンとテーマを決めて、それに向かって一直線に作っていっている背景もみえます。音楽に本気で立ち向かっている姿が1番に感じられて、聴いていてとても気持ちが良いのです。
今、ボールズの「歌」を伝えないと、ということを何年も積み重ねてきた経験の中で、心の底から思うのです。
時代の波をスッと撃ち抜く音楽に出会えることなんて常にあるわけじゃないし、今目の前で鳴らされている音楽に真意に向き合って前に進んで行きたい。私は彼らがミスチルやスピッツの域まで、そして、それらを超える音楽をこの先作っていけると信じています。
そして彼らは、ライブがとても良いのです。
『ニューシネマ』を聴いてライブを観た人の感想を聞くと、ほとんどの人が「こんなにアグレッシブなライブだと思わなかった!ライブ良い!」と答えます。
「Akutagawa Trip」という曲では、Vo.Gtの山本さんがギターを置いてタンバリンを持ち、スタンドマイクのみで歌うのですが、最初にその姿を観た時にはブッ飛びました。
「なんやこのバンド、めっちゃええやん!!」
と、普段出ない関西弁が思わず口から出てしまうほど驚いてしまったことを思い出します。そして、初めてライブを観てから約9ヶ月ほど経ちますが、彼らはライブ毎に良くなっています。当たり前かもしれませんが、ひとつひとつのライブの大事さ、お客さんがお金を払って僕らを観に来てくれているという感謝の気持ちが、ライブに表れています。あとは、メンバー間の仲の良さ、信頼関係も。
今、本当に観て欲しいバンドのライブです。
そしてそれが何と、ただいま『スポットライト』をご購入頂くと、8/5(火)にCUTUP STUDIOにて開催される待望のワンマンライブに参加出来る入場券をお付けしています!(在庫の有無は、直接店舗までお問い合わせ下さい)詳しくはコチラを→
http://towershibuya.jp/2014/08/05/14492。
アルバム手に入れたらライブが観れるなんて、こんなラッキーなことはないでしょう。無料だから行かなくても損しない、そんな考えをお持ちでしたら今すぐ捨てて下さいね。
『スポットライト』という大傑作を産み落とした彼らの、ホームといっても過言ではない場所でのインストアワンマンライブ。是非、あなたの目と耳で彼らの生のライブを体験して下さい。絶対損はさせません。
宜しくお願いします!
こちらもあわせて是非読んでみて下さい!
<ボールズメジャー・デビュー特別企画>
??Vol.1
http://towershibuya.jp/blog/2014/07/03/14931
??Vol.2
http://towershibuya.jp/blog/2014/07/07/15280
??Vol.3
http://towershibuya.jp/blog/2014/07/12/15580
??番外編
http://towershibuya.jp/blog/2014/07/13/15811
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