nerisuke─2013.3.10─
自分の音楽的な後悔としては、90年代にきちんとHipHopと向き合わなかったという事に尽きると思います。敢えて無視してたというか、意固地になって聴かなかったというか。
ヤンキー文化とは無縁でしたし、B-BOYなんてなおさらで。ナンバーガール、くるり、といったメガネをかけた人たちがやってることの方が圧倒的に自分に近いと思わざるを得なかったのは間違いないボンクラっぷりでした。でもそのころ最もアツい、というか尖った音は間違いなくHipHopだったわけで。キラキラしてるわ、怖そうだわ、女にモテそうだわで。まぁ、嫉妬ですよ。
もうね、ようやく20代半ばからですよ、割り切って在宅HipHopリスナーになれたのは(それでも在宅なのが情けない限りですが・・・)。
ですからねぇ、怖くもないし、女にモテそうもないけど、キラキラっぷりだけは間違いなく現在最高風速のアイドルソングたちとしっかり向き合わないのは将来きっと後悔すると思うんですよ。
だから『アップアップガールズ(仮)』をレコメンドしたついでと言ってはなんですが『東京女子流』の3rdもやっぱりレコメンドしときたいです。 ちょっと前のリリースでなんなんですが。
大名盤ですよ。リリース前は「ロック寄りの路線はむにゃむにゃ・・」とか言ってましたけど、アルバムに収まってしまえば、そんなの問題なし。ホントごめんなさい。
イントロから”Bad Flower
”のドッカドッカいうドラムに入るところでもう名盤の予感たっぷりですが、3曲目で早くも”追憶 -Single Version-
”っていうね・・・。けっこうこの時点で白目剥くレベルです。
個人的なハイライトは終盤の ”ふたりきり”
”LolitA☆Strawberry in summer
”
”約束”
の流れ。
ちょっと、名曲&流れ完璧すぎるだろ、と。
”ふたりきり”の出だしの新井ひとみパートとか、個性と技量の塊。”LolitA〜”は
SweetS のカバーで、さすが、さすがの出来。悶絶。大好き。そして、問答無用の”約束”。
名曲!名曲!!名曲!!!
リズムといい、ビートといい、めちゃくちゃ手がこんだめんどくさい事やってるのに耳障りがいい。これはRoyal Mirrorball Mixも超楽しみ。
東京女子流の何が良いかって、東京出身者がいないって事と、とにかく可愛いって事だよなぁって思ってたら、先月号のBUBUKAの対談で掟ポルシェもそのような事を言ってた。
後出しジャンケンみたいになってしまいましたが、音楽性以外だとそれに尽きると思うので。
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