古田琴美(TOWER RECORDS SHIBUYA)─2012.5. 2─
3人が鳴らす「光」。
それは、とても真っ直ぐで、心にしっかりと届く「歌」だった。
3月にリリースするはずだった "andymoriの4thアルバム" は、突然の"延期"という二文字でシーンを揺るがし、"大部分のヴォーカル・テイクを録り直す"という現実に、一体なにがあったのか、という困惑の中、私は静かに待っていた。
そして、"5/2にリリース"という告知が流れ、"不安"は"安心"へと変わった。
前作"革命"は、メンバーチェンジを経て、"心機一転"で挑んだ意欲作であれば、今作"光"は、andymoriの"次なる道しるべ"的な内容。常に闇の中で音楽を鳴らしてきた彼等から、"光"という楽曲が生まれたことに、私は感動した。
一見、爽やかな佇まいで音楽シーンに急遽現れた彼等は、メロディセンス、歌詞、空気感が好評価され、あっという間にシーンに駆け上がった。だが反面、小山田の描く歌詞にはいつになく"心の闇"が存在し、前作「革命」では、それが爆発していた。
「革命」収録曲 "革命"で彼等は、世の中の音楽シーンに宣戦布告をし、「光」で、"ベースマン"や、"ひまわり"というメンバーに対する楽曲を書き、更なる上を見据えたandymoriが、"歌を伝えること"の大事さ、"メロディに光を注いで、その先をみてみよう"、という一つ抜けきった、或いは一歩先をみた、"希望"が奏でられている。そしてそれは、自身の"マスターピース盤"となるであろう完成度となった。
音楽を、バンドを、愛してやまない想いや、パッションが溢れているのだ。
まだまだ世の中は不安だし、この先の未来も不安なことはたくさんある。
未来へ生きる人に向けて、彼等の音楽は、心に残るものになるだろう。何故なら、彼等はきっと、この先も、それぞれにある"闇"を、そっと優しく照らしてくれるはずだから。
そんな音楽と共に、私はこれからも生きていきたい。
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良いと思うのも、自分次第。楽しく過ごすことも、生きることも、全て自分次第です。自分の耳を信じて、たくさんの音楽を聴いて、自分の中の「光」を見つけていって下さいね!
お店でお待ちしています!
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