古田琴美(TOWER RECORDS SHIBUYA)─2012.2.16─
過去に何度かレコメンドさせて頂いた、plenty。
タワレコ渋谷店でも未だアルバム並にロングセラーを貫く全シングルを含む、初のフルアルバム。
前作、"Sound Film Track"という形で映像と共にリリースされた「あいという」がこちら。
ドラム吉岡脱退、そして、江沼、新田2人での新体制1発目のリリースを経て、今作は、線の細いメロディとは裏腹に、随分待たせたな、という、心にうずく、挑戦的なメッセージが、vo.江沼の歌声に込められているように思う。特に、アルバムラストに収録されている「蒼き日々」の江沼のvo.には震えた。
単なるギターロックバンドだろ、と思っている方は大間違い。彼等の曲に対する想いと、今のシーンを喰ってやる、という静寂な挑戦が、ヒシヒシと伝わってくる歌詞とメロディ。
メンバー脱退後、やっとの思いで創った1stアルバムと言ったら、そりゃ色んな想いが詰まっているだろう。喪失感、虚無感をもエネルギーに変え、アルバムの終盤にただならぬ心の闇と希望を鳴らす彼等に、私は完全に心を撃ち抜かれてしまった。
このバンド、やはり只者ではない。
彼等は、まだ始まったばかりなのだ。
タワレコ渋谷店では、毎回のことですが、このように大展開中!
先日メンバーもご来店して頂き、直筆コメントも飾らせて頂いております!
気になった方は、是非一度聴いてみて下さい!
お店でお待ちしています!
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