nerisuke─2011.10.16─
最後のズンドコロックンロール兄弟のお兄ちゃんの方こと、ノエル・ギャラガーのソロが無料視聴スタート。こちらから→
http://soundcloud.com/piasbelgium/sets/noel-gallaghers-high-flying/s-bEO8h
最近、というかサード以降はロッキング・オンだけが大絶賛、その他は苦笑い。でもライブはいつもパンパンで大合唱という状態が続いていたので、ソロといえども新作を聴くのはそれなりに覚悟がいる作業なのです。だって、みんな心の底ではオアシス大好きなんですもん。弟の方こと、リアムの新譜が個人的にアレだっただけになおさらです。
ところが。
かなり、というかものすごく良い。どうしたんだ。ステロイドか?バイアグラか?と耳を疑うくらい曲が書けている。ホントに良い曲が出来た時はノエルが歌う、という兄弟の微妙な力関係を思い出すような渾身の1枚である。
ビデオがあるのは ”If I Had A Gun...
”
と ”The Death Of You And Me
”
だけど、5曲目の "(I Wanna Live In A Dream In My)R" の出来が突出している。これは是が非でもリアムに歌わせたかったが、お兄ちゃんエゴがそうはさせないのだろう。
ぶっちゃけ、ソングライティングだけだったら今年はThe KOOKSの新譜が1番だと思ってた (Eskimo Kissは最近の鼻歌ヘビロテ) けど、これはそれに迫る勢いだ。
バンドのギタリストが出した名盤と言う意味では、レッチリ時代にジョン・フルシアンテが出した「シャドウズ・〜」にテイストが似ていなくもない。
どうしてこれがオアシス時代に書けなかったのかとか、どうせ再結成するなら取っておけばいいのにとか、やっぱり兄弟揃ってジャケのセンスが悪いとか、色々めんどくさい兄弟ではあるが、やっぱり愛すべき生き物なのに変わりはないのである。
だって、いつの時代も人々がロックンロールに求めるのはオアシス的、というかギャラガー兄弟的な存在なんだもの。もちろん、自分も例外ではない。
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