nerisuke─2013.8.22─
みなさん、洋楽聴いてますか?
洋楽って、ホントいいものですよねぇ。
さよなら、さよなら。
水野晴郎や淀川長治がテレビの中からそんな風に語りかけてどうにかなる時代だったら良かったのかもしれないけど、末期症状とも言える洋楽(音楽か?)離れに直面している現在でもそんな悠長な事言ってられるほど余裕のある音楽関係者はいないはず。
自分は邦楽・洋楽っていうくくりは好きではないんだけど、確実にその線引きはある。
Lorde
が歌う “Royals
” を聴いてみて欲しい。
これは “洋楽” だ。外人が歌ってるからということではない。悪い意味で言う “邦楽” には無いもので出来ている音楽ということだ。
自分が考える洋楽観に多分に “オルタナティヴミュージック” という要素が入り込んでいるということもあるのかもしれないけど、今の日本の音楽に “洋楽” 的要素を見つける事はものすごく難しい。
先日惜しくも亡くなってしまった
山口冨士夫や、
Bloodthirsty Butchers なども、オルタナティヴではあるのだけれど、ここで言うところの “洋楽” というカテゴライズには入らないように思う。
もう色々なバンドの名前だしてツラツラ言っていきたいくらいだけど、それはこのLorde
のレコメンドには必要のないことなのでやめておく。悪口にしかならないし。
んで、どうだろう、この曲。トラック、ほぼリズムだけ。それに歌が乗ってるだけ。
ここまでオルタナティヴな音作りなのに、一聴して売れると確信できるほどポップ。久しぶりにぶっ飛ばされました。今年一番と言っていいと思います。ニュージーランド出身の16歳。wikiにはSSWってなってるから曲も作ってるって事だと思う。
マジで、すんげぇな、おい。
EPはYoutubeで普通に聴けます。
あとめぼしいのは、“Tennis Court” っていう曲かな。
Kings Of Leon の “Use Somebody ” のカバーなんかもしてますね。声が渋すぎ。
Lana Del Rayがイマイチしっくりこない自分にとっては、間違いなくLily Allen以来のオルタナ・ヒップスター候補です。すんごく、ドキドキしますよ。1曲で、価値観が変わるような体験っていうのは。こういう瞬間のために、イチイチ洋楽サイトとかをチェックしてるんだと思います。
日本から、こういう存在が出てくれる事がベストなんです。でもそのレベルに達するには、今の日本の土壌はあまりにも無邪気で安易なように思います。もうちょっとフラットに世界の音楽に目を向けるべき。
でも、最近ものすごくうれしかったことがひとつ。
自分がずーーっと指原莉乃推しだった事を差し引いても、好きで好きでしょうがない大名曲 “恋するフォーチュンクッキー” が初週日売上で100万枚を上回ったということ。
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まぁ、曲なんてもうなんだって関係ないという話なのかもしれないですが・・・。それでもフィリーソウルのクラシックのようなこの曲がこの規模で流通するって事は素晴らしい。
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