後藤正文(ASIAN KUNG-FU GENERATION)─2014.11. 2─
いやぁ、もう本当にBear's Denの「Above the Cloud of Pompeii」が良くて、毎日聴いてる。いや、聴いていないときも脳内で再生されてしまう。Don't cry hold you〜と口ずさんでしまう。
いつ登録したのか覚えていないのだけれど、
Noise TradeというレーベルのDMが頻繁に自分のメールアドレスに届く。基本的には新譜案内なのだけれど、フリーのサンプラーがついていて、作品によっては丸ごとダウンロードできることもあるので、時間があればチェックするようにしている。そんなフリーサンプルのひとつとして出会ったのがBear's Denだった。
その1曲目がこの曲で、ズキューンと打ち抜かれてしまったというわけ。
ビデオも切ない。詩を読んでみると、冒頭から “彼女” はゴーストになって家にたずねてくることが綴られていて、コーラスでは “あなた” には泣かないでと主人公は訴えかけている。“彼女” と “あなた” と “僕” の関係性については、想像するしかないんだけれども。失われた町であるポンペイと、僕らそれぞれに待ち受けている悲しみ、それらが交差するようなフィーリングが立ち上がって切ない。...のだけれども、誤訳してるのかも。笑。歌詞は
コチラ。
フィドル(バイオリン)を含む編成のライブ映像も良かった。
結構盛り上がってるなぁ。彼らの欧米での人気がまったく分からないのだけれども、音楽性からして日本に来るのは難しいかなぁ。カントリーのエッセンスを持つバンドが日本でアメリカなみに受け入れられることはないから、ギャランティとかキャパシティの問題で日本では商売になりませんと、あちらのエージェントが判断しないといいのだけれど。とか考えていたらば、イギリスのバンドだった。意外。
アルバム全体としては、この曲よりもややウェットな音像で統一されている。抽象的なギターノイズなどもダビングされているし。そう言われたらロンドンっぽいかもと変に納得した(単なるバイアスだけど。笑)。
フジロックで観たいなぁ。
秋のオススメの一曲です。今のところ、今年聴いた曲の中で一番好き。
1