あと、読んでる時に今さらながら買ったJimmy Eat World の新譜を聴いてた影響も大きいような気がする。
先行シングルは”My Best Theory ”。
このonly in dreamsのレコメンドを見ている人だったら説明必要ないと思うけど、一応説明するとGet Up Kidsと並んでハードコアパンクから派生した”エモ”と言われるジャンルを代表するバンドです。 ザックリですけど、この”エモ”と言うジャンルはフガジとかの名前を出し始めると喧嘩になるのでザックリで丁度いいと思われます。
バンドとしてのピークは過ぎたと言っていいでしょう。聴いた事のない人は「クラリティー」、「ブリード・アメリカン」と言った所謂名盤から聴き始めるのが良いと思います。でも、自分はこのアルバムが大大大好きです。キャリアを重ねて、エッヂのある存在ではなくなってきても、やっぱり音楽で食っていくんだっていう決意を感じるからです。自分達が築いた音楽の土台の上で、求めてくれる人のために良い曲を書く。そんな決意です。前作、「チェイス・ディス・ライト」は、それに対する迷いが感じられて好きにはなれませんでした。それが今作でふっきれたように感じます。リズムが走ったり、凝ってたりせずにドッシリ。そして、それに今作れる最高の曲を乗せる。”今”のJimmy Eat World の音です。今あるバンドに昔の影を追い求めるのはホント不毛な事。
漫画読んでる時に流れてたのは、5曲目の”Movielike” から6曲目の6曲目の”Coffee And Cigarettes” にかけてだったと思う。この流れは最高です。特に”Coffee And Cigarettes”の男女のボーカルの掛け合いなんか、ホントに勇気が要ったと思います。でも、こういうことなんですよ。ベタなことやり切る勇気がないと越えられない線があると思うんです。この曲つくれたんなら、なんだってできるよ。個人的にはこの曲によってManic Street Preachersと同じ位置まで来たと思いました。何やっても、そのバンドでしかないという次元に来たと思います。