すでにWeezerの『Hurley』は後藤君がレコメンしてるけど、今回はそこに書かれていた「ホニャララ・エディション」について触れてみたいと思う。
通常、アーティストの作品は、輸入盤CD、国内盤CD、アナログ(こちらも各国盤が出たりする場合あり)、そしてデジタル配信…と、様々なフォーマットでリリースされる訳だけど、最近ではこれに加えて、デラックス・エディション、期間限定盤、来日記念盤などが加わってファンとしては悩みが尽きないところ。
現在出ている『Hurley』は輸入盤CD(US、UK)、輸入盤CDデラックスver(ボーナストラック4曲)、アナログ盤(限定のカラーヴィニールもあり、ボーナストラックは無し)、デジタル(mp3など)、これに今月27日に発売される国内盤(デラックスver収録曲に2曲のボーナストラックを追加!)が加わるとざっと5種類。幸い(?)今回はレッドアルバムの時のような、UK盤とUS盤でボーナストラックの内容が違ったり、iTunesのプレオーダーでしか手に入らない曲がある…といった極悪仕様(笑)ではないので、「安さ優先=デジタル/輸入盤」「収録曲優先=国内盤」と、選びやすい。まあ、ファンとしてはどのバージョンを買うかも楽しみのひとつだったりする。(注:リンクは国内盤CDになっています)
で、数あるバージョンの中でも、私がオススメするのはアナログ盤(レコード)。
今回は画像のようにCDが同封されているので、レコードプレーヤーを持っていなくても心配ないし、iPodなどのデジタル音楽プレイヤーに取り込むのも簡単。最近ではこういったCD同封、またはダウンロードコード(レーベルサイトにアクセスしてコードを入力すると同内容のmp3がダウンロード出来る)が付属していたりとデジタル派(?)にも優しいレコードが増えている。もちろんCDやコードが付いてないレコードもあるし、中古だとコードの有効期限が切れてしまっているのもあるので、購入する際には要確認。ちなみに、邦楽でもLOSTAGEがニューアルバム『LOSTAGE』にダウンロードクーポンを同封(日本初!)するという快挙を成し遂げたのは記憶に新しい。色々と難しいでしょうが、日本でもこの方式が定着するといいなあ。
ま、それは置いておいて、アナログ盤『Hurley』をオススメする一番の理由・・・
なんといってもこのジャケである。
(ドーーーン)
このジャケット、ただでさえインパクト大なのに、アナログサイズになることで破壊力倍増!こうしてウンザリするほどアートワークを眺めて楽しむことが出来るのもレコードのいいところ(ちなみに画像のレコードは限定盤でカラーヴィニール。通常盤との違いはレコードの色だけで、収録曲も品番も一緒。CDはどちらにも同封されている)。
さて、ジャケを見て「このオッサン誰?」と興味を持った人も居ると思うが、このオッサ・・彼は人気海外ドラマ『LOST』のハーリー役、JORGE GARCIA(ホルゲ・ガルシア)。なるほど、それでアルバムタイトルが『Hurley(ハーリー)』なのか。かくいう私もこれで初めて『LOST』を知ったクチ。
そんなわけで、さっそくDVDを借りてみた。「とりあえずハーリーの顔だけ見ておくか」ぐらいの気持ちでドラマを観始めたらもうシーズン5までノンストップ…。ネタバレになるので内容については書かないけど、気になる謎が次から次へと出てくるもんで、ついつい見てしまうのだ。ハーリーをはじめ登場人物も個性的な奴ばかりで面白い。
そして音楽。劇中でニルヴァーナやピクシーズ、オアシスなんかの曲がさりげなーく使われていたり、ビーチボーイズの某曲が“ある場面”でのキーポイントになってたり…って、あれ? これってリヴァースの好きなバンドばっかりじゃん!? なんたる偶然!いや、LOST風に言わせるとこれって「運命」!?・・・なんて思ってるのは私だけですね。すんませんでした。
そんな運命のドラマ『LOST』も、いよいよファイナル・シーズン。数々の謎がどう解き明かされていくのか!?ハーリーの運命やいかに!と、横道に逸れたままこのレコメンは終わりです。