nerisuke─2011.6. 7─
Battlesの新作の無料視聴が始まりました。
こちらのサイトから 。
パッと聴いた感じの印象は、「エモい」ですかね。特にドラムの録り方はやばいっす。
Battles | Wall Street | A Take Away Show from La Blogotheque on Vimeo .
こういう風に広い場所で録ったりしてんのかな。かなりアガる映像。
ライブやEPに比べてかなりカジュアルな出来だった1stが賛否両論だったこのバンドですが、今作もやはり賛否分かれるアルバムだと思います。自分は、もちろん”賛”ですよ。「ゴチャゴチャ言わないで爆音で聴いて首振ればいいんだ」っていうスタンスです。ドラムだけでこんだけ聴かせるなんて個人的には初期マーズ・ヴォルタ以来。
タイヨンダイが抜けてどうなることやらと思いましたが、逆に吹っ切れて更に聴きやすい方向に進みました。それでもボアダムスのEYE(!)をゲストに迎えた”Sundome”あたりでは別れたタイヨンダイのソロに近づいたような印象があるのは、微笑ましいというか、呪いというか。笑。 ゲイリー・ニューマン(!!)をゲストに迎えた”My Machines"が一番ストレートにエモいと思います。
ポストハードコア、マスロックというジャンルのバンドの中では頭一つどころか上半身くらい抜けてるバンドで、世界的にはセールス面でも破格です。
それでも日本の中では知ってる人は”マニアック”の一言で片付けられるような状況。フジロック行く人でも全員が知ってるという訳ではないくらいだと思います。
歌が無いとかという次元じゃなくて、変拍子とかにアレルギーがあるのかな(上の動画は変拍子じゃありませんが)。ちょっとでも聴きにくいリズムがあると一気に冷めてしまうように感じます。日本でも
ザゼンボーイズ とかのおかげでそれなりには10代の子達にも浸透したようには思いますが、まだまだリズムの壁は高いと言わざるを得ません。
RUSHとかDREAM THEATER聴けって言われてもさすがに時代性的に無理な人も多いとおもうんで、今だったら
Tom Vek とか とか聴きやすいんじゃないかな。5年前に彗星のごとく現れてBECKの超お気に入りになったりしたのにいきなり隠遁。ほぼ行方不明になっていましたが、最近突然カムバックしてアルバムリリースしました。マジでびっくり。
VIDEO
これ、本人だよね?笑。デボラ・ハリーみたいになってるよ。
アルバムも
このサイト で無料視聴できます。
ヘロヘロボーカルは癖ありますが、凝ったリズムを感じさせないポップさを持ったバンドです。7曲目”A.P.O.L.O.G.Y.”なんかはMad Capsule Marketsっぽいからかなり聴きやすいはず。
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