古田琴美─2016.10. 1─
04 Limited Sazabysのメジャー2nd Album『eureka』を元気を貰いたい朝によく聴いている。
「Warp」 MV
そして1曲目「Horizon」の、彼らの第2章の始まりに相応しい”地平線を越え 届けたいよ”という歌詞に合わせるかのように創り出された壮大なMV。
「Horizon」MV
私が好きなバンドの共通している部分は、メロディが良かったりするのは当然で、とにかく歌が届くかどうか。そしてそれを本人が何が何でも本気で届けようとしているか。それにはバンドや本人の生きてきた背景もプラスされる。
彼らの音楽にはカッコ良い部分だけではなく、人間臭さが出ている。完璧な音楽や人なんていないし、機械ではなく、人が創っているものには、必ず魂が込められる。
創ってきた過程での産みの苦しみや、出来た時の解放感、そんな喜怒哀楽が表現された音楽が私は好きだ。汗水垂らして、カッコつけたいけど、出来ない、でもそれがカッコ良い、みたいな。だからこそ音楽に寄り添いたくなるし、応援もしたくなる。
私は音楽やライブの根底にある深い部分まで見るのが好きだ。今作『eureka』は、彼らの根本にある心の動きが素直に表現されている、言わば代名詞的なアルバムだと思う。
当然、この先更に成長した彼らが観られると思うけど、この瞬間の彼らの音は、今しか聴くことができない。聴き逃して後悔したくないなと心底思える内容だった。
今後の彼等の活動にも、心からの期待を込めて。
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