後藤正文(ASIAN KUNG-FU GENERATION)─2012.10.24─
Local Nativesの2枚目のEP『Breakers』のビデオが公開されました。
11月に来日も決まっている彼らですが、アルバムの発売も1月に決定しました。もう本当に楽しみです。
前作の『Gorilla Maner』が本当にド真ん中ストライクで、当時は興奮して
レコメンド記事を書きました。結果、
年間ベストディスクにも選ぶほどハマったのでした。渋谷クアトロで行われた来日公演にも行きました。ライブも素晴らしかったです。
いや、本当に待ち焦がれていました。
リードシングルとなるこの曲ですが、相変わらず良いですね。まだ一枚しかアルバムを出していませんが、ある種の“節”を良い意味で獲得しているように感じます。イントロギターリフの後のコーラスで、Local Nativesとの曲だと分かるのに焼き直した感じがないという、ファンにはたまらない仕上がりだと思います。
主旋律とハーモニー、ドラムセットとは別にフロアタムを追加したリズムの組み方が好きなんです。最近では日本のバンドもフロアタムを叩くメンバーがいるバンドがありますが、2010年のあたりでは、フレンドリーファイアーズと彼らくらいだったように記憶しています(俺が知らないだけかもしれないけれど)。
打楽器とハーモニーは人力感を増幅するように思うんです。人間のやることなのだから、なんだって人力でやっているじゃいないかと言われればそうなのですが、現代のポップミュージックはPCの力をかなり借りていますので、トレンドなんかとは関係のない部分で、どうしても没個性的な側面が発生しているように思います。そういう流れに反抗するような聴こえ方になる、それを人力感と表したのですが、伝わるでしょうか。ヒューマニティ=人間味と言ったほうが正しいかもしれません。
ともかく、アルバムがとても楽しみです。
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